作品情報 2023年日本映画アニメ 監督:片桐崇 声の出演:江口拓也、種崎敦美、早見沙織 上映時間110分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:横浜ブルク13 2023年劇場鑑賞459本
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【ストーリー】
父のロイド(声・江口拓也)はスパイ、母のヨル(早見沙織)は殺し屋、養女のアーニャ(種崎敦美)は相手の心を読めるエスパー、飼い犬のボンド(松田健一郎)は未来予知犬というフォージャー家。互いの秘密を知らないまま、ロイドは任務のため、ヨルは正体を隠すため偽装家族となった。
アーニャに学校の調理実習の事業で優等生の表彰ステラを取らせるため、珍しいスイーツのある雪国フリジスにやってきたフォージャー家。だが、アーニャは列車の中で隠されていたチョコレートをうっかり食べていたが、そのなかには軍の秘密のマイクロフィルムが入っていた。取り戻して戦争を起こそうとする軍のスナイデル大佐(銀河万丈)をとめるため、一家は奮闘する。
【感想】
冒頭に一家の簡単な説明があるので、テレビアニメ未見の人でもすっと中身に入れます。ハードなアクション場面だけでなく、アーニャの学園でのドタバタシーンや、一家のほのぼの観光シーンもあるので、飽きることなく一気に見られ、小さな子供でも楽しめるでしょう。
アーニャのこまっしゃくれたところとトラブルメーカーぶり、ヨルのアクションは超人的な強さなのに恋愛面では幼稚園生なみのところ、そして、2人のせいで起きた混乱をなんだかんだ収めるロイドの姿は、すっかり安定した展開。さらに、アニメ版後半から出てきたフィオナ(佐倉綾音)もオーバーなほど出てきます。
とはいえ、ヨルのあまりにも強すぎるアクションは、子供向けの単純な内容としてはいいですけど、僕からするとお腹いっぱい。テレビアニメも終盤、船での旅行をテーマにしただけに中身がかぶるようなところもありました。まあ、ファンだったらどちらも楽しめるでしょうし、あまり野暮なことをいってもしょうがないかも。
個人的にはアーニャがトイレを我慢するシークエンスに爆笑しました。うんこの神様の声優にベテラン千葉繁を起用したり、アニメーションも全然べつのものにしたり、製作側が気合が入っているのもいい。このほか、ゲスト声優に中村倫也と賀来賢人が起用されていたけど、これまたそれなりに出番が多いうえ、物語の世界にすっぽりはまっていて、製作側もわかっているなという感じでした。
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