2024年02月10日

恐解釈桃太郎

 「恐解釈花咲か爺さん」と同様、だれもが知る昔話をモチーフにした現代ホラー。低予算を逆手にとった方法はアイデア勝負と言えるのだけど、カネをとる劇場映画でこんなことしていいのかという感じ。どうせなら2本を1本にして予算を増やして、もう少ししっかりした作品にしたほうが良かったかも。


作品情報 2023年日本映画 監督:鳴瀬聖人 出演:早河ルカ、仁科貴、長村航希 上映時間80分 評価:★★(五段階) 観賞場所:シネマ・ジャック&ベティ  2024年劇場鑑賞43本



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 【ストーリー】
 桃太郎の末裔の魔法少女モモ(早河ルカ)は占い師になりたい夢を父(仁科貴)に反対されて家出した。その後、父と母(佐倉萌)は火事で亡くなってしまった。だが、二人は地縛霊となり、火事から再建された住宅から出れなくなってしまった。


 やがてその家に鬼島(長村航希)という青年が引っ越してくる。一見、真面目そうな鬼島に母の幽霊は舞い上がるが、実は彼は猟奇殺人犯で鬼の末裔だった。そのことを察知したモモはこっくりさん、お菊さん、メリーさんを引き連れて、鬼島と対決する。


 【感想】
 鬼島が白ブリーフ一丁で踊ったり、こっくりさんが人間の片手、しかも特撮でもなんでもなく本人はカメラの外から手だけだしているといった、すさまじくチープなところは意外と気に入りました。残念だったのは連続殺人犯なのに2人しか犠牲者はでないし、魔法少女なのにそれっぽい活躍が皆無なうえ、オチもなんじゃこりゃというところ。低予算のホラーというのは見ている方も覚悟しているので、せめて脚本はしっかりしてほしかった。


 早河は映画初出演で、メリーさんも人形だし主人公サイドはこんなものかという感じ。しかし、両親にベテラン脇役俳優を使っていることもあり、両親と鬼島の演技はちゃんとしており、特に地縛霊と気づいて家から出れなくなってあたふたするシーンなどは面白かった。


 また、もう今更何番煎じとはいえ、モモがこっくりさんやメリーさんとならんで決戦の現場にむかうというのもにんまり観られましたし、こっくりさんが最初のよびかけで「いいえ」を選ぶなどシュールなギャグも悪くない。それだけに脚本がもったいなかった。


 だいたい、入場料は大作映画と一緒。低予算だってロバート・ロドリゲスは7000ドル(100万円)でデビュー作の「エル・マリアッチ」を作っているわけだし、脚本と俳優の熱意があれば良いものができるだろうになあ。当ブログでも紹介したように本作と同じエクストリーム制作のC級ホラーでも「真・事故物件」や「オカムロさん」は好みだっただけに、恐解釈シリーズはいろいろもったいなかった。


posted by 映画好きパパ at 06:36 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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