2024年03月01日

マッチング

 若い世代を中心に急速に普及しているマッチングアプリをテーマにしたサスペンス。おどろおどろしい割りにはほったらかしになってるし、男性陣の配役がうーんという感じだし、最近の内田英治作品は上映中の「サイレントラブ」ともども、自分には今一つでした。


 作品情報 2024年日本映画 監督:内田英治 出演:土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ 上映時間110分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ新宿  2024年劇場鑑賞71本




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 【ストーリー】
 ウェディングプランナーの唯島輪花(土屋太鳳)は同僚の尚美(片山萌美)の強引な勧めでマッチングアプリをスタート。吐夢(佐久間大介)という青年と会うことになる。ところが彼の挙動は不審で、つきまとわれることになった。


 勤めている結婚式場がマッチングアプリ業者と提携することになり、会議に加わった輪花はアプリ開発者の影山剛(金子ノブアキ)と親しくなる。吐夢のことを相談すると、あちこちのマッチングアプリで問題を起こす要注意人物だと教えられる。そのころ、マッチングアプリをきっかけに結婚した夫婦が惨殺される事件が相次ぎ…


 【感想】
 土屋太鳳のスクリームクイーンぶりは見事でした。悲鳴を上げるのってわざとらしくなることもあるのだけど、彼女の驚愕ぶりの仕草とともになかなかのもの。また、わずかですが彼女のアクションも観られて、これもはまっています。しかし、男性陣の魅力がなあ。


 佐久間も金子もどちらかというと悪役顔、陰キャの部類。せっかくサイコパスチックな役柄を疑わせるのだったら、ジャニーズも最近は悪役をやることが多いのだし、一見、爽やか風な俳優のほうが良かったのではと思いました。また、土屋と金子は実年齢で14歳の差があるので、2人がスムーズに距離を縮めて行ったり、尚美が影山をイケメンというのもちょっと違和感が。また、配役でいえば、この人がこんなちょい役なわけないだろうと思った人が終盤で重要人物に急浮上することもあり、全体的に残念でした。


 何よりも驚いたのが事件のカギとなる絵なんですけれど、いくら犯人がサイコパスといえども、そんなありふれたものがきっかけになるというのはさすがに苦しい。僕も子供のころそういう絵はかいていたぞ。また、冒頭から猟奇殺人が相次ぐのだけど、結局、なぜ、どうやってという部分がばっさり端折られていたのもモヤモヤ感が残りました。


 しかし、この映画を観たらマッチングアプリなんて怖くてできません。まあ、出会い系のころから犯罪に巻き込まれるケースは実際にもあったので、そんなものかもしれませんが。本筋と関係ありませんが、土屋の父親役の杉本哲太が左利きというのは、これだけ多作な彼なのに全然気づいていませんでした。
posted by 映画好きパパ at 18:00 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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