2024年03月03日

コーヒーはホワイトで

 トリックは全然大したことないけれど、アクションを含め加藤小夏の魅力を全面に出した青春ミステリー。アイドル映画としての水準はあるけれど、それどまりともいえそうです。


 作品情報 2024年日本映画 監督:岡山一尋 出演:加藤小夏、好井まさお、川崎麻世 上映時間100分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:シネマート新宿  2024年劇場鑑賞74本



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 【ストーリー】
 喫茶店モアはコーヒー好きのマスター巌村(川崎麻世)と真っ白なロリータファッションのバイト、モナコ(加藤小夏)がいる変哲もない喫茶店。しかし、「コーヒー、ホワイトで」と注文すると状況は一変する。巌村は警察OBでモナコは名探偵だったのだ。


 ある日、優奈(石田千穂)という美女から犬がストーカー被害に遭っているとの依頼を受ける。モナコと女性にはめっぽう弱い助手の由美彦(好井まさお)は早速調査に乗り出す。だが、それは恐ろしい連続殺人事件につながるとは知る由もなかった。


 【感想】
 全体的に小ぢんまりとしていて100分の映画でみるよりは、30分の連ドラで観ていたほうがあうような作品。個々のエピソードでは面白いものもあるけれど、全体的にちょっとミステリーよりも加藤小夏の魅力を押し出す感じだし、まったりと深夜に観ていたかったかもしれません。


 無表情、名探偵ですが他人の気持ちも疎い美少女という設定も観たことがある気がしますし、せっかく警察OBという巌村の活躍が少ないのももったいない。また、由美彦は女性好きだったら、もうちょっとモナコとの絡みを多くしないと、何で目の前にこんな美少女がいるのに他の女性にふらふらするのかとの説得力が薄い。


 それでも由美彦の母(奥貫薫)のエピソードはしんみりくるし、冒頭で解決するチンピラ(和田崇太郎)にたかられて困っているバーのママ(小野真弓)を助けるために奇想天外な方法でぎゃふんといわせるwあたりのユーモアは悪くありません。それにところどころにある加藤の蹴りが非常にきれいで、いいところと物足りないところが混在しているような作品でした。


 加藤は一昨年の「鎌倉殿の13人」や映画「君たちはまだ長いトンネルの中」など出演作が増えている期待の若手。ラストで小田原ロケの美しい牧場でのシーンは本当に美しかった。ヒロインを演じた「踊ってミタ」を見逃したのがかえすがえすも残念。あと、監督のトークショーでいっていましたが、ホワイトコーヒーは実際にあるそうで、今度頼んでみようかな。


posted by 映画好きパパ at 06:01 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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