作品情報 2023年韓国映画 監督:ナム・デジュン 出演:カン・ハヌル、チョン・ソミン、チョ・ミンス 上映時間119分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北 2024年劇場鑑賞122本
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【ストーリー】
イケメンだけどヘタレな弁護士ノ・ジョンヨル(カン・ハヌル)と金持ちの令嬢で我がままなホン・ナラ(チャン・ソミン)夫妻。かつて見合い相手との結婚式を抜け出してジョンヨルのもとに駆け込んだドラマティックな結婚だったはずが、いつのまにか憎み合う関係に。裁判所の調停で30日の猶予後に離婚することになった。
ところが、帰りに2人の車は交通事故に巻き込まれ、2人そろって記憶喪失になり、同じ病室に入院することに。リセットされた二人の思いは果たしてどうなるのか…
【感想】
結婚式を抜け出して主人公のもとに駆けつけるヒロイン、というところから始まって恋愛映画のパロディぽい。幸せなはずの夫婦関係は互いの無理解と誤解でどんどん険悪になっていきます。いやはや僕にも思い当たるところは多々あって、見ていて胸が痛くなります。自分も嫌なことだけリセットされて幸せな生活を送れないかとみていました。
また、イケメン美女設定なのに二人がやることがガキっぽいことばかり。ジョンヨルは弁護士、ナラは映画プロデューサーという立派な仕事にもかかわらずドライヤーを変なことに使ったり、食いかけのキチンで人を殴ったりと呆れるばかり。チャン・ソミンが酔っ払って変なタコ踊りを全身でやってるシーンは笑いましたが。まあ、美男美女が馬鹿なことをやるから絵になるのであって、僕みたいなおっさんがやったらひんしゅく買いまくりでしょうけど。
2人の家族もちょっと変わっていて、「ウィッチ」のチョ・ミンスと「三姉妹」のキム・ソニョンという大物中年女優が、我が子可愛さのあまりにの嫌味合戦もさすがの存在感はあったけど、ちょっとくどくて寒くなってきたかな。双方の友人たちも、恋愛パロディっぽい配役でした。
きわめつけはクライマックス。こういうすかしかたがあるかという感じ。それでも、偏見、恨みにとらわれず、素の相手をみる大切さというのは伝わってきました。そういう意味ではお気楽にみられるかも。脇役で日本から韓国に戻った元少女時代のカン・ジヨン(知英)も登場しています。
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