2024年05月04日

ゴジラVSコング 新たなる帝国

 2021年のゴジラVSコングの続編ですが、コングは地下、ゴジラは地上でバトルを繰り広げ、クライマックスの大決戦に挑むというお気楽ムービー。ただ、どうしても日本人からすると巨大サルに過ぎないコングが熱線を吐くゴジラと対等というのは納得がいきません。


  
 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:アダム・ウィンガード 出演:レベッカ・ホール、ダン・スティーヴンス、ケイリー・ホトル 上映時間117分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ座間  2024年劇場鑑賞151本




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 【ストーリー】
 前作から3年後、地下世界に住むコングは仲間がみつからず孤独な生活を送っていた。だが、ある日、謎の信号が地下世界から送信され、怪獣の調査を行う国際組織モナークの拠点が破壊されてしまう。


 一方、モナークのアンドリューズ博士(レベッカ・ホール)は、水害で壊滅した髑髏島のただ一人の生き残りの少女、ジア(ケイリー・ホトル)をアメリカで養女にしていたが、ジアは生活になじみがなかった。しかし、謎の信号が彼女が書いた絵と一致していることを発見。モナークの獣医でコングをも治療するトラッパー(ダン・スティーヴンス)、ネットで怪獣の独自の分析をしているバーニー(ブライアン・タイリー・ヘンリー)とともに地下へ調査へ向かう。そのころ、地上ではゴジラが再び活動を活発化していた。


 【感想】
 人間側の主要キャストも前作から続投で、前作をみていたほうが分かりやすいですが、基本的に怪獣のバトルが続くだけなので、何も考えずに見ても楽しめます。また、前作の主人公だったネイサン(アレクサンダー・スカルスガルド)とマディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)は登場しません。


 地球上ではローマ、カイロ、リオデジャネイロなどでバトルが繰り広げられ、ゴジラやコングは人類の味方といっても、破壊しまくるから死傷者も多数出ているわけで、このあたりは変に人類の味方にしたデメリットだなとみていました。一方、映画の前半は地上のゴジラ、地下を体験するアンドリューズ博士の一行、そして、コングの仲間探しが交互に描かれます。


 特にコングの仲間探しは単体映画ならいいのだけど、猿の惑星みたいでゴジラとは親和性が今一つ。いくらコングが主役格とはいえ、似たような巨大サルがいっぱいでてくると、ますますありがたみが薄れます。ゴジラ側もミニラでもだせばいいのに。


 それはともかく、出てくる怪獣の量ではシリーズ随一。それだけに個々のバトルはクライマックス以外はあっさりしていますけど、テンポ良く、飽きることなく怪獣対決を見続けることができます。一方、人間パートは深刻な話は皆無に等しく、この単純さがハリウッド版怪獣映画の特徴なんですよね。


 なお吹き替え版で観ましたが、宮野真守、坂本真綾、内田真礼といった人気声優にまじって、バーニー役に尾上松也が起用されており、軽薄な黒人を歌舞伎俳優という意外なキャスティングが妙にはまっていました。
posted by 映画好きパパ at 06:19 | Comment(2) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
怪獣マニアの僕としては、いろいろ文句をつけたくなる内容ではありましたが、怪獣映画ではなくアメコミヒーロー映画と考えれば何の不満もありません。ハリウッドにゴジラとはなんぞやという精神論をぶつけても理解はしてもらえないのでしょうねぇ…
Posted by 西京極 紫 at 2024年05月04日 08:59
コメントありがとうございます。
マイゴジとは方向性がまったく異なっていて
個人的には日本のゴジラのほうが好きですが
やはりアメコミヒーロー映画だったらこんなもんでしょうね
Posted by 映画好きパパ at 2024年05月05日 17:41
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