2024年05月06日

HERE

 美しい草木を映し出し、ストーリーは無きに等しい作品。都市部に住んでいる人には緑が珍しいのかもしれないけど、郊外に住んでいる僕はこんなどこにでも観られるものを延々と観ているぐらいなら、自分で森林を散策したほうがマシ、と思ってしまいました。


 作品情報 2023年ベルギー映画 監督:バス・ドゥヴォス 出演:シュテファン・ゴタ、リヨ・ゴン、サーディア・ベンタイブ 上映時間83分 評価:★★(五段階) 観賞場所:吉祥寺アップリンク  2024年劇場鑑賞155本




ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

 【ストーリー】
 ルーマニアからベルギーに出稼ぎに来ているシュテファン(シュテファン)は、帰国間際、森の中で偶然、苔の研究者である中国系女性のシュシュ(リヨ・ゴン)と出会う。シュテファンは彼女に促されるまま、苔に見入り…。


 【感想】
 苔をはじめ森林、草木の美しい映像が長回しの数十秒のカットでどんどん流され、ヒーリーングムービーとして受け止めている人が多いみたいです。主役の2人も心優しく、シュテファンは手製のスープを職場の同僚などにふるまい感謝されます。世知辛い世の中で、心優しい、森の緑で癒されたいという都会の住民の心をつかんだのでしょう。


 映画はいろんな形態があってしかるべきで、本作はそういう意味ではヒーリングミュージックならぬヒーリングムービー。雨のシーンも多いですし、風が緑の間を駆け抜けるのは本当にきれい。ただ、僕は草むしりやら虫退治やら現実では結構大変で、映画の中での緑バンザイみたいなものには辟易としてしまいます。


 まあ、国籍、性別、年齢の違う2人が偶然の出会いから、友情とよべるかどうかの淡い関係になるところは、新しい出会いのない中年男の僕からすればうらやましいけれど、それにしても人間のシーンも長回しが多く、非常に単調に感じました。BGMも優しいギターを多用し、これまたヒーリング系でしたし。


 英、仏、ルーマニア、中国語が飛び交う不思議な空間。移民を排除するのではなくて、きちんと人として対等に接し、緑を楽しむというのは、労働者だろうが学者だろうが、今、最高にノーブルなふるまいなのかもしれません。それだけに、ベルリンなど海外の映画祭でも本作の評価は高かったのでしょう。ただ、自分が当たり前に接していることを、極めておシャレにとっていても、いまいち気が入りませんでした。
 
posted by 映画好きパパ at 06:00 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。