作品情報 2023年韓国映画 監督:イ・ハン 出演:ユ・ヘジン、キム・ヒソン、チャ・インピョ 上映時間118分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2024年劇場鑑賞168本
ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村
【ストーリー】
仕事一筋の製菓会社の研究員チャ・チホ(ユ・ヘジン)は45歳になっても女っけひとつない。それどころか前科者の兄ソッコ(チャ・インピョ)にカネをたかられる毎日。
ところが真面目で純真なチホを、コールセンターに務めるイ・イルヨン(キム・ヒソン)が一目ぼれ。女子高生のチンジュ(チョン・ダウン)を女手一つで育てるイルヨンはDV夫(チョン・ウソン)から逃げ出しており、チホの優しさに惹かれたのだ。しかし、女性と話したことすらないチホは突飛な行動を繰り返し…
【感想】
癖のある役の多いユ・へジンならこそのコミカルな演技。仕事では天才だけどとんでもないコミュ障でという役がはまっています。もっとも、だからこそ純真で、周囲で馬鹿にする人がいても最後は助けようとなるのでしょうが。
男性陣はなぜかダメ男ばかりで、弟にたかるチンピラのチャ・インピョはもとより、トップスターのチョン・ウソンに不気味なDV夫をさせるという配役はすごい。チホの上司で残念なイケメンのビョンフン(チン・ソンギュ)も実に味わい深い。「コンフィデンシャル:国際共助捜査」の悪役から一転、コミカルに演じているのですから。
一方、最近はテレビにシフトしているキム・ヒソンの映画出演は10数年ぶりになり、「ホワイトクリスマス」からは20年ぶり。しかし、アラフィフとは思えない外見とコミカルな演技はさすが韓国の人気女優という感じ。ソッコにびんたしたり、射撃部のチンジュが銃を突きつけたりと、チンピラよりも強い母娘というのは韓国映画らしくて笑えました。
まあ笑って、笑ってほろっとするラブコメ。なかなか深い仲にならない2人にやきもきしつつ、回りのコミカルな小ネタに笑えます。まあ、菓子が有害かどうかというのは、実際に韓国で問題になっているのかしりませんけど、ちょっと余計だった気がしたし、全体的にテンポは今一つでしたけど。
【2024年に見た映画の最新記事】