作品情報 2024年日本映画 監督:松居大悟 出演:見上愛、佐藤寛太、青木柚 上映時間103分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑賞174本
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【ストーリー】
幼いころ病気で死にかけた自分を看病してくれた甲野じゅん(佐藤寛太)という男の子を運命の相手だと信じている長谷部りの(見上愛)。中学の時に再会し、両想いとなったと思ったら突然、存在そのものが消えてしまった。
その後も、高校、大学、バイト先の店長とさまざまな場所で甲野じゅんと出会うのだが、両想いになるたびに甲野じゅんは消えてしまう。唯一、幼馴染の田中(青木柚)だけが、その謎をしっていたのだが…
【感想】
なぜ消えてしまうのかネタバレは防ぎますが、奇想天外な現象を無理に現実にはめこめようとしたために、なかなか苦しい展開に。さらに最後のシーンの意味は「悪は存在しない」よりも全然理解できませんでした。原作は未読ですが、どうなっているのだろう。
それでも未来も過去も関係なく現在を楽しむことって、多くの人が忘れている大切なこと。一緒にリレーの勝利を目指すとか、カラオケのオールで眠るのを我慢するとかエモいシーンはいくつもありました。それだけに、後半からラストへの展開が腑に落ちない。
最初の見上がいかにも幼い演技をしているのは中学生役だったからなのでしょうか。好きがまっすぐでることは素晴らしいことといえるかもしれませんが、全身にそれがあふれすぎても暑苦しい。ただ、バイトや大学での「好き」は素直に人を好きになる喜びがあふれていて、見上の良さを感じられました。このへんは演出プランがよくわからなかった。佐藤の受けの演技、青木のツッコミもなかなか。同級生役の無名の俳優たちもいい味出しています。
個人的には見上のギターの弾き語りが一番良かった。やはり若いうちはこれだけストレートに好きをだせるのがいいですよね。海辺のバーベキューや自然に囲まれた学校などのロケーションも魅力的でした。
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