2024年06月21日

THIS MAN

 夢の中で同じ男を観た人が次々と死んでいくというホラー。都市伝説をもとに、コロナ禍の世界の寓話などを盛り込んだ意欲作ですが、後半からちょっと残念な展開になってしまいました。


 作品情報 2024年日本映画 監督:天野友二朗 出演:出口亜梨沙、木ノ本嶺浩、渡辺哲 上映時93分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ座間  2024年劇場鑑賞218本



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 【ストーリー】
 八坂華(出口亜梨沙)は、夫の義男(木ノ本嶺浩)と幼い娘の愛(桑原のえ)の3人で幸せに暮らしていた。しかし、町では不気味な死亡事件が相次ぎ、被害者はいずれも夢のなかで眉毛がつながった不気味な男(大山大)の姿を見ていたとの都市伝説が流れていた。


 井沢刑事(津田寛治)らの必死の捜査にもかかわらず怪死事件は相次ぎ、華の周りでもバイト先の上司(アキラ100%)や友人(小原徳子、茜屋日海夏)らが次々と死んでいく。やがて、自らもあの男の夢を観た華は、天才的な霊能力者、雲水(渡辺哲)に助けを求めるのだが…


 【感想】
 低予算とはいえ津田寛治、渡辺哲ら渋い顔ぶれを脇役に据えているし、THIS MANの実写はコントみたいで笑っちゃうのですが、不気味で沈鬱な雰囲気は、冒頭の八坂夫婦のバカップルぶりや愛への溺愛ぶりと良く対比できていて気に入りました。


 映画の中の犠牲者数は最近の邦画ホラーでは群を抜いています。まあ、コロナが一つのきっかけで、罪もない人々が伝染的に命を落としてしまい警察どころか政府もなすすべもないという設定はいかにも現代風。それまで平和で幸せに暮らしていても、精神的に問題があって大変に暮らしても関係なく不幸が訪れるというのは現代風で納得できます。さらに、不幸のあとにどうやって生きるのか、華と妹の玲(鈴木美羽)の関係はどうなるかなどちょっと先のことを考えてしまいたくなります。


 それだけに終盤がいかにもありがちな天海(誤字ではない)になったというか、そんなんだったらとっくに解決してたろうという展開になったのは残念。いっそのこと、正体は現代科学では不明のまま、何の理由もなしに恐怖はすぎさったとか不条理な方向にもっていってくれたほうがよかった。


 出口、木ノ本をはじめ若手はノースターだけどフレッシュな演技で、はじめましての人が多かっただけにちょっとリアルに感じました。一方、アキラ100%や般若、中山功太など謎のキャスティングも。アイデア自体は悪くないし途中までの雰囲気は良いので、チープなことを織り込んでいけば、それほど悪い作品ではなかったのですけどね。
posted by 映画好きパパ at 06:03 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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