作品情報 2022年韓国映画 監督:ホン・サンス 出演:クォン・ヘヒョ、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ 上映時間97分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024年劇場鑑賞239本
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【ストーリー】
人気映画監督のビョンス(クォン・ヘヒョ)は疎遠だった娘のジョンス(パク・ミス)とともに旧友の女性ヘオク(イ・ヘヨン)が所有する4階建てのアパートを訪れる。やがてそのアパートに引っ越し、各階の女性と交流するようになる。
【感想】
モノクロで定点据え付けの固定カメラによる会話劇の長回しの連続。内容もすごい話がでるわけでなく、映画監督をはじめアーティストたちのだらだらと続く、惚れたはれたの会話劇。映画監督ってもてるんだという小学生並みの感想は置いといて、僕にとって会話劇の雰囲気を楽しむもので、ストーリーを理解しようとしてもあまり意味がない作品でした。
最初のビョンス、ジョンス、ヘオクの食事をしながらの会合が、シームレスに次のシーンに移り、ほかの階の住民とビョンスの飲み会が始まるので、最初は時間がたったのがわかりにくかったけど、これも同じパターンの繰り返しなので、楽しんでみればいいと。
映画業界に関する不満は脚本なのか、それともサンス監督自身が普段から思っているのかわかりませんが、ビョンスがこんなに持てるのを見ると、脚本も手掛けているホン・サンスは映画監督という職業をポジティブにとらえているのだろうなと思えてなりませんでした。料理のシーンはたくさんあるのだけど、モノクロなのでおいしそうに見えなかったのは残念。
ホン・サンス作品常連のクォン・ヘヒョは前作の「小説家の映画」でも映画監督役。また、イ・ヘヨンら脇もホン・サンス作品の出演者で固めており、彼のファンだったらおなじみで心地よい作品だと思います。とりあえず、僕も寝ないですんだので、彼の作品のなかではとっつきやすかったかな。
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