2024年08月09日

劇場版モノノ怪 唐傘

 2007年に放映されたテレビアニメの劇場版ですが、そちらは存在すら知りませんでした。独特の美意識たっぷりの絵柄は素敵ですが、情報量のあまりの多さに頭の中がショートしそうで、ボーっとしてました。


 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:中村健治 声の出演:神谷浩史、黒沢ともよ、悠木碧 上映時間89分 評価:★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ  2024年劇場鑑賞275本



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 【ストーリー】
 大奥の新人女中で仕事のできないカメ(声・黒沢ともよ)と仕事をてきぱきとこなして出世していくアサ(悠木碧)は性格は全く違うが、厳しい環境の中で、絆を深めあっていく。一方、大奥では怪異が相次いだ。人間に害をなすモノノ怪の仕業とにらんだ薬売りの男(神谷浩史)は男子禁制の大奥に踏み入れていく。


 【感想】
 とにかく豪華絢爛、カラフルかつ和の美しさ満載の絵柄のアニメーションが所狭しと流れていて、それを観ているだけで呆然としてしまいストーリーがあまり入ってきません。海外向けにはこういうテイストのアニメーションって思い切り売れそうだなと思って眺めてました。


公式サイトを観たら、人の情念があやかしと交わるとモノノ怪になって人を襲い、モノノ怪を唯一退治できる退魔の剣を携えて戦うのが、薬売りの男だそう。事前にこの程度の情報すらしらなかったので、何がなんだかさっぱりわからない。大奥での女の情念というのもわかりにくいし、劇中ではモノノ怪との戦いですが、僕は観客席で次第に眠気との戦いに。まあ、シリーズのファン向けの作品なんでしょうね。


 冒頭、大奥に入るときに、井戸に大事なものを投げ捨てるという儀式があります。そこでカメがおばあちゃんからもらったおにぎりを捨てられたところから、うさんくささは始まり、変な水を女中たちが飲んでいることで怪しさはピークになります。しかし、その後の話の展開がよくわからないまま終わってしまいました。


 疲れていたせいもあるかもしれませんが、体調をととのえて配信になったらまた観てみようかな。人気声優をずらりと並べた出演者、アイナ・ジ・エンドの主題歌はなかなかのものでした。まあ、ストーリーを考えずに、豪華な日本絵巻を観に行くだけでもそれなりに価値があったかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 07:09 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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