2024年08月11日

ツイスターズ

 1996年のスピルバーグ作品の続編だそうですが、登場人物は一新しています。途中までは2014年の「イントゥ・ザ・ストーム」のほうが面白かったのですが、エピローグとエンドロールで逆転した感じ。


 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:リー・アイザック・チョン 出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ、グレン・パウエル、アンソニー・ラモス 上映時間122分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン  2024年劇場鑑賞277本



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 【ストーリー】
 気象学者のケイト(デイジー・エドガー=ジョーンズ)は学生時代、故郷のオクラホマで竜巻の威力を弱める実験中に恋人のジェブ(ダリル・マコーマック)ら仲間を失ったことがトラウマとなっていた。5年後、ニューヨークで天気予報の仕事をしているケイトのもとに、同じ実験で唯一生き残ったハビ(アンソニー・ラモス)が現れ、異常な竜巻の発生が続いているオクラホマに来て調査をしてほしいと頼まれる。


 久々に故郷に戻ったケイトは、竜巻の動画配信で大人気のタイラー(グレン・パウエル)たちのチームと出会う。当初は騒々しいタイラーを敬遠していたケイトだが、互いの能力を知るうちに少しずつ接近していく。だが、町を過去最大級の竜巻が襲い…


 【感想】
 もっと竜巻大暴れのディザスタームービーかと思いきや、意外とプロの気象学者として、どうすれば対策できるかというお仕事ムービー的な側面が強かったです。また、どうせケイトとタイラーが簡単にくっつくんだろうと思わせつつも、2人のプロとしてのライバル関係にフォーカスしているところも好感が持てました。


 冒頭のシーンからしばらくは、竜巻によるパニックシーンはなくて、ケイトのトラウマ、タイラーたちとの仕事スタイルの違いをじっくり描いています。この部分が物足りなく思ってましたが、最後まで見終わるとここでじっくり描いたことが、物語に納得感をだしてくれました。


 クライマックスの町を竜巻が襲うシーンは予告編でもみられますけど、さすがハリウッドのSFX。荒れ狂う竜巻に家も人も車も吹っ飛んでいく様子はディザスタームービーとしては満足できます。さらに、科学的にどこまで正しいかわかりませんが、単に逃げ惑うだけでなくて、きちんと竜巻に科学者として向き合おうという姿勢も好感が持てました。


デイジー・エドガー=ジョーンズはブレイクした「ザリガニの鳴くところ」ではあまり印象を残しませんでしたが、本作の科学者としても冒険家としても一流のキャラクターを実にうまく演じています。昔ながらのハリウッドの王道であるブロンドの美人というのも好感をもてますし、タイラーやハビとの男女の枠を超えたプロとしてのやりとりは魅力がありました。グレン・パウエルはヒット作が続いていますけど助演続き。本作も助演としてうまくケイトを引き立てています。主演作の「ヒットマン」を早く観たいものです。脇役ではまっさきに退場するかと思った、生真面目で臆病なジャーナリスト、ハリー(ハリー・ハデン=ペイトン)がいい味出していました。
posted by 映画好きパパ at 06:44 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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