2024年08月13日

メイ・ディセンバー ゆれる真実

 アメリカで実際に起きた36歳の女性教師と13歳の生徒の性スキャンダルの映画化。正直、殺人事件のような事件と違って、何が真実かといわれても恋愛なんて人それぞれとしか思えず、今一つピンときませんでした。


 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:トッド・ヘインズ 出演:ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーア、チャールズ・メルトン 上映時間117分 評価:★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ錦糸町  2024年劇場鑑賞279本



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 【ストーリー】
 23年前、ペットショップで働いていたグレイシー(ジュリアン・ムーア)が、バイトに来ていた13歳の少年ジョー(チャールズ・メルトン)と性交渉を持ち、獄中で出産後結婚したメイ・ディセンバー事件。映画化されることになり、女優のエリザベス(ナタリー・ポートマン)は役作りのため、グレイシーとジョー夫婦が住むジョージア州のサバナを訪れる。


 一見平穏な生活をしているグレイシー一家だったが、地域住民には面白く思わない人もいた。エリザベスは当時の事情を知る人たちを取材してまわるうちに、グレイシー夫婦にのめりこんでいき…


 【感想】
 モデルとなった女性は2020年に亡くなったそうですが、女性教師からペットショップの店員に変えるなど、それなりの配慮はしてそう。一方で、グレイシーとジョーの愛憎関係はどこまでがモデルの夫婦のものか、それともまったくのフィクションなのか気になります。


 ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアの二大女優を起用しているため、どうしてもグレイシーに何が起こったかに焦点があたりますけど、別にロリコンの男性がいるのだったら少年好きの女性がいても不思議ではありません。むしろ13歳の少年にとっては36歳の女性なんて、ものすごい年上でしょうからジョーの当時の心境にスポットをあてたほうが、おとこのぼくとしては見やすかったかも。


 また、エリザベスがどんどんのめりこむにしても、ジョーを誘惑したりとかなんでこういう行動をとるのかが今一つわかりません。オーバーなBGMも含めて、どこまでが作り手が真剣なのかちょっと考えてしまいました。結局、ショタコンは悪くて、劇中のジョーがかっている蝶々が幼虫、さなぎから成虫になるように、大人の女性を相手に男として脱皮しろよという話なんでしょうか。実際の事件やアメリカ人の恋愛感情をよくわからない僕にとっては、淡々とした演出も含めて眠かった。


 ナタリー・ポートマンの主演作は久々ですが、役柄的にジュリアン・ムーアにくわれちゃった感じ。チャールズ・メルトンは母親が韓国人ということもあり、ジョーは韓国系に変えられていますが、特にそこに意味がなかったのも個人的にはうーんな案件でした。
posted by 映画好きパパ at 06:39 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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