2024年08月16日

インサイドヘッド2

 世界のアニメ史上1位の興行収入を記録している大ヒット作ですが、前作同様、今一つはまらず。最新の脳科学の知識にもとづいているそうですが、自分の頭の中でこんな変な奴らが行動を決めているのはなんか釈然としません。


 作品情報 2024年アメリカ映画アニメ 監督:ケルシー・マン 声の出演(日本語版):小清水亜美、大竹しのぶ、多部未華子 上映時間96分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマズ座間  2024年劇場鑑賞283本




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 【ストーリー】
 少女ライリー(声・横溝菜帆)の脳内にいるヨロコビ(小清水亜美)、カナシミ(大竹しのぶ)ら感情たち。今まで通り、毎日を楽しく暮らしていたところ、突然、見慣れない顔ぶれが乱入してきた。


 ライリーが思春期に入ったため、新しい大人の感情のシンパイ(多部未華子)、ダリィ(坂本真綾)たちが加わったのだ。中でもシンパイは仕切りやで、ヨロコビたち昔からのメンバーを追放して、ライリーを操ろうとするのだが。


 【感想】
 日本語訳のせいなのか、英語の解釈なのかわかりませんが、この映画に出てくる感情って自分の感情と違うのですよね。例えばシンパイがライリーを仕切ろうとするのだけど、シンパイのなかにもヨロコビやカナシミがあるわけで、そんなに単純に区切れないと思うのです。人間の感情ってもっと複雑だと思うし、感情があるなら理性もあっていい。


 まして、シンパイがヨロコビたちを追放するというのもわからない。思春期になってヨロコビやカナシミが人間の心から消えるというのはありえないわけです。なんだかなあと思いつつ観ていました。ヨロコビたちの冒険もなぜ行われるかというのが今一つ不明でしたし。ライリーのストーリーも前作より複雑というか、日米の文化の違いもあってぴんときませんでした。


 シンパイがいきすぎてダメダメになっちゃうというのも、ポジティブ思考重視のアメリカ映画らしいと思ってみてました。僕の場合、子どものころから今に至るまでシンパイが強いと自覚しているだけに、余計彼女のダメっぷりにがっかりしてしまいました。


 日本語版は前作のヨロコビ役の竹内結子が亡くなったため、人気声優の小清水にバトンタッチしましたが、スムーズに引き継げていたと思います。また、シンパイ役の多部ちゃんも物語世界にうまく溶け込んでいました。実力俳優と人気声優がミックスしたキャストはさすがディズニーと感心したしだいです。
posted by 映画好きパパ at 18:00 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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