作品情報 2024年アメリカ映画 監督:クラウディオ・ファエ 出演:ソフィ・マッキントッシュ、ジェレミアス・アムーア、コルム・ミーニイ 上映時間91分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞304本
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【ストーリー】
州知事の娘のエヴァ(ソフィ・マッキントッシュ)は恋人のジェド(ジェレミアス・アムーア)、ジェドの親友のカイル(ウィル・アッテンボロー)、ボディガードのブランドン(コルム・ミーニイ)とともにメキシコにバカンスへ出かけた。
ところが旅客機がバードストライクで海中に墜落、助かったのはエヴァ達一行、10歳の少女ローザ(グレイス・ネッテル)ら7人だった。酸素が残り少なくなる中、凶暴な人食いサメが襲ってくる。果たして一行の運命は。
【感想】
飛行機事故が起こるまでに、伏線としてあれこれ入れたかったのでしょうけどちょっと長かった。また、その一方で終盤で急に明らかになる秘密もあり、あまりこなれた脚本とは思いませんでした。そもそもこの手の作品なら、一人また一人と犠牲者がでることで飽きさせないのに、本作はその部分もバタバタしているだけというシーンが多い。
サメの怖さもレーティングのせいかもしれませんが、直接的な捕食シーンもほとんどなくてあまり感じられず。さらに、ローザを入れたことで、ああ、この娘は助かるなという妙な安心感がでてしまったのも、パニック映画としては今一つでした。それこそ、最近では小さな子供も犠牲になるホラー、パニック映画もあるのだから、いきなり彼女が犠牲になったほうが観客を驚かせ、びっくりさせたろうに。
一番笑ったのが、助かるための荷物を取りに危地に行くのがエヴァで、恋人のジェドや、乗務員で唯一生き残ったダニーロ(マヌエル・パシフィック)が何もしないこと。今どきは男女差別かもしれませんが、危険な冒険任務を女性に任せるのはどうよ、と思ってしまいました。エヴァの主人公補正ぶりがあからさまだったのも今一つのれなかった理由です。
飛行機事故のシーンとかは迫力があったし、まあサメ映画なのでお気楽に見られることは観られました。しかし、「海底47m」と比べるとちょっと落ちるかな。俳優陣は知っているひとがいなかったのですが、体格のおかげか、一見酔いどれデブで使えなそうだけど、実は…的な役柄のコルム・ミーニイが一番美味しかったかも。
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