2024年09月13日

壁越しの彼女

 隣の音が丸聞こえという安普請の部屋に住むお隣さんの男女が、互いの顔を知らないのに、喧嘩して仲良くなり、恋に落ちるというラブコメ。2人ともまったく感情移入できないし、お話もいい加減で久々に外れの韓国映画でした。


 作品情報 2023年韓国映画 監督:イ・ウチョル 出演:イ・ジフン、ハン・スンヨン、コ・ギュピル 上映時間112分 評価:★★(五段階) 観賞場所:シネマート新宿  2024年劇場鑑賞321本



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 【ストーリー】
 アラサーになっても歌手を夢見るスンジン(イ・ジフン)が引っ越してきたぼろビルの最上階の部屋は安普請。隣のビルの最上階に住む女性、ラニ(ハン・スンヨン)の部屋の音が丸聞こえだった。


 スンジンを追い出そうとしたラニに腹を立て、二人は騒音合戦で対決するが不毛な争いに消耗し、互いに4時間ずつ部屋を使うということで休戦する。最初は仲が悪かった2人だが、歌についてラニがアドバイス。一方、上司(イム・ガンソン)のパワハラで会社をやめたラニの代わりに、スンジンが仕返しをして、壁越しにしか会話しないのに2人の仲は親密になっていくのだが…


 【感想】
 なんかいろいろツッコミどころだらけ。まず、4時間ごろに音を立てて良いというルールだけど、睡眠時間とかかぶるだろうに実際には無理でしょう。あそこまで声が聞こえると、トイレの音なんかも丸聞こえでしょうし。また、さっさと会いに行けばいいのに、一応、背中合わせのビルなので分かりにくいという設定ですが、別にどっかのカフェで待ち合わせすればすぐわかるだろうに。


 また、歌手を夢見てオーディションを受けるスンジンですが、働いている様子が皆無。ふらふらしているだけです。一方、パワハラで鬱になったラニも、鬱の割には口が悪いしアクティブ。しかも、最初のうちの追い出し戦術というのも小学生じみてばかばかしい。


 極めつけがパワハラ上司への仕返しの方法。下剤を飲ませて、漏らしたところをSNSでアップという、いくらなんでもあほすぎる方法。一昔前の韓国コメディって、大便小便が大好きなところがありましたけど、2024年にもなってそんな映画をみるとは。


 主役はイケメンカップルというのもありがちで印象が薄い。ハン・スンヨンは元KARAなのだから、彼女を歌手志望にしたほうが、歌唱シーンとか印象的に作れたろうにと思ってしまいました。日本でも壁の薄い所で有名な某社の物件とかで、こういう出会いがあるのかな。
posted by 映画好きパパ at 06:05 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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