作品情報 2024年エストニア、フィンランド、ラトビア、ギリシア、日本映画 監督:ライナル・サルネット 出演:ウルセル・ティルク、エステル・クントゥ、カーレル・ポガ 上映時間115分 評価:★(五段階) 観賞場所:新宿武蔵野館 2024年劇場鑑賞363本
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【ストーリー】
1970年代、中国国境にいたソ連の守備隊が、ブラック・サバスの曲を流す謎のカンフー使い3人によって壊滅させられる。生き残ったラファエル(ウルセル・ティルク)は故郷のエストニアに戻った後、禁じられた音楽であるブラック・サバスとカンフーに夢中になる。山道で車が故障したラファエルは、そこにひっそりとある修道院で、修行僧がカンフーの達人であることを知り、自分も修道院に入るのだが…。
【感想】
ポスターからして、実はアフリカで生きていたヒトラーと東条英機がカンフーで戦うガーナ映画の「アフリカン・カンフー・ナチス」のようにぶっ飛んでいるのかと期待していました。そのため、序盤のソ連守備隊壊滅シーンはワクワクしてみました。
ところが、ラファエルパートに入って修道院の話になると、話がおとなしくなります。いろいろシュールなギャグをしているのですけれど、よくわからない。ロシア正教や旧ソ連の風物など元ネタを知っていればいいのでしょうけど。
ヘヴィメタル主体のBGMも、修道院とのギャップがあるのかもしれませんが、ただ流しているようにしか見えません。また、登場人物がすべてどこかおかしいし、脚本も破綻しまくっているので、いったい何をみせられているか分からないまま、眠気と戦うのに必死でした。
ブルース・リーやジャッキー・チェンなどのカンフー映画が大好きなことは分かりますけれど、その部分の小ネタも滑りまくっている感じ。とにかくカオスでシュールな作品なので、そういうことが好きな一部のマニア向けといっていいでしょう。エストニア映画を観るのは生まれて初めてですが、2回めはあるのでしょうかね。
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