作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:長井龍雪 声の出演:永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎 上映時間107分 評価:★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞368本
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【ストーリー】
小野田秋(声・永瀬廉)、祖父江諒(坂東龍汰)、井ノ原優太(前田拳太郎)の3人が生まれ育った島には「ふれる」という妖怪とも精霊ともつかないものの伝説があった。幼いころ口下手で話したいことを話せず喧嘩ばかりしていた秋は、偶然、ふれるを見つける。すると自分が他人に触れたら、その人の考えていることが伝わるようになった。
ふれるの存在をしった涼、優太とともに高校を卒業した秋は、ふれるのおかげで大の親友となり、古い一軒家で共同生活をしていた。ある日、秋はひったくりの被害にあったOLの浅川奈南(石見舞菜香)を助けた。彼女がストーカー被害に遭って住む所に困っていることを聞いた3人は、奈南と彼女の親友の鴨沢樹里(白石晴香)を一時的に、自分たちの共同住宅に避難させる。しかし、…
【感想】
3人の男性は20歳なのに、感情表現が小学生かと思えるほど幼稚。ふれるによってコミュニケーションが簡単になった反動を表したかったにしても、観ていてイライラします。口下手で伝えられないから他人に暴力をふるうのは小学生ならまだしも、20歳になってそんなことをしていれば警察に連れていかれてもおかしくない。しかも、それなのにおしゃれなバーでバイトをしているのも意味不明。
また、3人とも女性関係にデリカシーがなさすぎ。これも島には同世代の女の子がいないから恋愛経験ゼロだから? にもかかわらず、奈南や樹里と一つ屋根の下に暮らすというのも、童貞男子の妄想という感じ。彼女たちにしてもストーカーで男性が怖いだろうに、見知らぬ男性たちのところに転がり込む発想が意味不明。3人がイケメンだからとしたらとんだルッキズムで、女性の岡田麿里がこういう脚本を書くというのも、悪い意味で驚きました。
ふれるが日本語を話さないというのは一つの見識だけど、それにより3人との日頃の交流も希薄に。ペットフードをやってるシーンしか、飼い主らしさが思いつかない。奈南たちと広場で遊ぶシーンはあったけど、あれも女性陣の提案だし。だから、クライマックスも感動させようというのは分かるのだけど、今一つのれなかったのですよね。
そもそもあの年頃は普通、一番、エロいこととか妄想しているわけなのに、キスぐらいで騒ぐなんて小学生かと思ってしまいました。声優陣もプロの女性陣と、人気俳優を引っ張ってきた男性陣では雰囲気が全く違います。永瀬を主役にするなら、脇の男性に声優をいれるか、女性陣も俳優にすれば良かったのにと思ってしまいました。ふれるのキャラデザは、かわいかったかな。
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