2024年11月02日

ゼンブ・オブ・トーキョー

 修学旅行で東京に来た女子高生たちの一日を描いた青春映画というか、日向坂46のアイドルムービーなんですが、熊切和嘉監督がこんなぬるい作品を撮るのかというのがあるいみ驚き。まあ、87分の映画でアイドル11人を交通整理しなければならないのは大変だったと思いますが。


 作品情報 2024年日本映画 監督:熊切和嘉 出演:正源司陽子、渡辺莉奈、藤嶌果歩 上映時間87分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ座間  2024年劇場鑑賞394本



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 【ストーリー】
 東京への修学旅行の自由行動の日。班長の池園優里香(正源司陽子)は1日で東京を回り切る完璧な計画を立てた。しかし、昼食を食べたい場所が全員違ったため、いったん分かれて昼食をとったあと、再集合することにする。しかし、約束の場所にはだれも来なかった。


 実は桐井智沙(渡辺莉奈)はアイドルのオーディションをこっそり受けたい、羽川恵(藤嶌果歩)は憧れの男子に声をかけたい、東京から転校してきた桝谷綾乃(小西夏菜実)は今さらお上りさんみたいな名所めぐりはしたくない、説田詩史里(石塚瑶季)はオタクの限定グッズを買いに、アニメショップに行きたいとそれぞれ理由があったのだ。そんなことを知らずに、池園はみんなの行方を探すのだが…


 【感想】
 前半は名所めぐりで何を見せられているのかという感じ。後半、それぞれが自分の目的に向かっているときにいろいろトラブルが起きているのは観られましたが、いろんなトラブルのキーとなるタクシー運転手の五十嵐(真飛聖)と、池園達の担任の日沼(八嶋智人)の存在、演技がうざすぎて、すぐに現実に引き戻されてしまいました。特に五十嵐のシーンは不快感もあり、みんな削っても良かったのかも。


 メインの池園班以外の日向坂メンバーを登場させなければならない大人の事情があるのでしょう。しかし、同じアイドル映画でも乃木坂全盛期の「あさひなぐ」とかAKB48の「ガールズドライブ」とかはメインのメンバーを絞ったうえ、シナリオも工夫されているので楽しめました。しかし、本作はちょっとそれらよりは合わなかった。前半の浅草寺やスカイツリーで班員がはしゃいでいるだけのところなんて、MVでみせれば十分じゃないのという気が正直します。


 そもそも、東京の名所を全部詰め込むのは物理的に不可能でしょう。月島からスカイツリーまで電車でいったら、徒歩も含めて30分ぐらいかかるのでは。さらに、お台場、渋谷、原宿、下北沢などを回って、カフェで食べたり買い物したりしていると、いくら時間があってもたりません。また、池園からすると誰も自分の事情を打ち明けてくれなかったのは人間不信に陥っちゃいそう。


 ただ、日向坂メンバーのことは知らないけれど、11人も画面にでてきたらファンはうれしいだろうなというのは感じました。また、ある意味演技がナチュラルで(だから八嶋や真飛が出てくると落差にひいてしまうのですが)、地方からでてきた等身大の女子高生に似合っていた気がします。まあ、僕がおじさんになったせいかもしれませんが、「あさひなぐ」を観た時は西野七瀬や白石麻衣にスター性を感じたのですけど、今回はどこにでもいそうな少女ばかりにみえたのも、ちょっと気になりましたけど。
posted by 映画好きパパ at 06:36 | Comment(0) | 2024年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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