作品情報 2024年日本映画 監督:福田雄一 出演:松山ケンイチ、染谷将太、藤原竜也 上映時間98分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ茅ヶ崎 2024年劇場鑑賞468本
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【ストーリー】
天界から人間界へバカンスに来て、6畳一間のアパート生活でまったり過ごしているイエス(松山ケンイチ)とブッタ(染谷将太)。そこへ天使長のミカエル(岩田剛典)らがやってきて、走馬灯の代わりに天国の良さを訴える特撮を作るので協力を要請する。
最初は渋ったブッタだが、特オタのイエスは前のめり。しかし、十一面観音(仲野太賀)とヨハネ(神木隆之介)の書く脚本はめちゃくちゃで、演技指導の弁財天(白石麻衣)も無茶ぶりばかり。さらにライバル役に悪魔マーラ(窪田正孝)が起用されることになって…
【感想】
各宗派から怒られそうなくらいにめちゃくちゃなストーリー。序盤のイエスとブッタのまったりとした生活は楽しめたのですが、中盤からの特撮話が長いこと。僕は原作コミックは未読なんですが、原作もこんなにダラダラしているのでしょうか。
また、福田組の佐藤二朗があいかわらずだらだらとくだらない話で引っ張り、この時点で福田ファンしか受け付けないということがわかります。あそこまで引っ張る必要がないかというどうでもない話で引っ張るので、せめてギャグ映画なんだから、序盤の日常に潜むギャグを連発する作品にすればいいのに。
特撮編では川口春奈をはじめとする女性戦隊の「女子―ズ」が登場しますが、マツエクのネタは、桐谷美鈴主演のギャグ映画「女子―ズ」(2014年)でもやっており、福田監督はそんなつまらないネタを二度も引っ張らないでほしかった。女子ーズのキャストは、有村架純や高畑充希などその後ブレイクした人が多く、川口以外は若手主体のキャストにも頑張ってほしいですが、どうせなら、女子ーズにでた山本美月が今作でマーラの娘役で出ているので、川口と山本の役柄を交換すればシリーズが続いているように思えたのに。
ただ、日本を代表する若手俳優たちのはっちゃけた演技をみられるのは何より。窪田に魔法少女のコスプレをさせて躍らせたり、神木に金髪長髪で完全にヤンデレの演技をさせたり、相変わらず福田監督はすごい。ただ、小ネタも割と中年向けが多く、サタン役の藤原竜也と松山が共演したDETHNOTEの話なんか今の若者はわからないだろうにと思ってみてました。まあ、まじめな映画ファンは敬遠したほうがよさそう。僕のような変わり種が好きなマニアは、こういう作品は大歓迎ですけど。
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