2025年01月20日

エマニュエル

 1970年代の大ヒット映画の原作を、舞台を現在に置き換えてリムーブしたのですが、ぶっちゃけ何をいいたいのかよくわからない作品でした。


作品情報 2024年フランス映画 監督:オードレイ・ディヴァン 出演:ノエミ・メルラン、ウィル・シャープ、ナオミ・ワッツ 上映時間105分 評価:★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ新宿 2025年劇場鑑賞12本



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 【ストーリー】
 高級ホテルの監査をしているエマニュエル(ノエミ・メルラン)は仕事で香港のホテルにやってくる。滞在中に支配人のマーゴ・パーソン(ナオミ・ワッツ)をはじめ、従業員の仕事をチェックするとともに、常連客との交流しながら不満点を聞き取る。そのうち、謎めいた常連客のケイ・シノハラ(ウィル・シャープ)が気になるようになる。


 【感想】
 エマニュエルは性の悦びを知らずに、ただ行きずりの相手と行為を重ねるうちにシノハラとの怪しい関係に陥るというのがプロットなのですが、エマニュエルが性の悦びを知らないという描写がぴんときませんでした。男女をとわず、相手をとっかえひっかえしている好き者にしか見えません。


 また、1974年版ではエマニュエルは東南アジアに駐在する外交官の有閑夫人という設定でしたが、本作ではバリバリのキャリアウーマン。別に性に不自由なら自分でどんどん冒険していっても背徳感はないのです。さらに、ホテルの監査の描写にもそれなりに時間を割いており、香港の高級ホテルの景色はすごいきれいだし、サービスもいいと思いつつも、何をいいたいのかわからなくなっていました。


 まあ、1970年代だったらソフトポルノでも、映画館で堂々と見られるというのは世間で大騒動になったのでしょうけど、今はネット動画ではるかにHな動画が山の方にあるから、インパクトは皆無。Hなシーンも服や下着をつけたままという描写が多く、なんか西洋人から見たら、香港のエキゾチックで美しそうな雰囲気を示すだけの作品という感じで、日本人の僕からするとうーん、何が良いのかわからないといったところ。


ノエミ・メルランは序盤のシャワーシーンでは真っ裸になるのですが、その後はなかなかそういうシーンはでてきません。こういう作品に出演するというのは彼女にとっても冒険でしょうがうまくいかされていません。お久しぶりのナオミ・ワッツのほか、ホテルの監視カメラの担当者役に香港の名優、アンソニー・ウォンが起用されていてびっくりしました。
posted by 映画好きパパ at 06:16 | Comment(0) | 2025年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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