作品情報 2024年日本映画 監督:福田雄一 出演:山ア賢人、浜辺美波、間宮祥太朗 上映時間123分 評価:★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル 2025年劇場鑑賞55本
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【ストーリー】
日本には20万人もの忍者がおり、社会に溶け込んで暮らしていた。下忍の雲隠九郎(山ア賢人)は仕事もなく、ボロアパートで退屈な日々を暮らしていたが、中忍の加藤(間宮祥太朗)から、謎の組織アンダーニンジャが潜んでいると情報が入った講談高校に潜伏するよう命じられる。
転入生のふりをして講談高校に潜伏した九郎は、クラスメートの野口彩花(浜辺美波)と仲良くなり、学校の情報を聞き込むがなかなか謎は解けない。だが、恐るべき事態が起きて…
【感想】
シネフィルには評判の悪い福田作品ですが、僕は「ヲタクに恋は難しい」は気に入っていますし、佐藤二朗、ムロツヨシら常連のしょうもないギャグも含めて、まあこんなものかと生暖かく観ていました。しかし、本作は徹底的にダメ。
まず、佐藤、ムロのしょうもないギャグパートが本編とまったく関係ない。2時間しかない上映時間で、ギャグまじりとはいえアクション活劇を期待してきたのに、おっさんの何が面白いのかわからないのを延々とやるのは時間の無駄としか思えません。また、作品としても流れを断ち切っており、肝心のアクション部分の興味を引いてしまいます。
さらに、そのアクションもしょぼい。九郎が強いんだか弱いんだか分からないし、敵の猿田(岡山天音)が生徒たちを虐殺するシーンがクライマックスの前触れとして入るのだけど、透明のスーツを来ているという設定で、生徒たちが勝手に倒れて、これまたギャグとしか思えない。「寄生獣」の学校シーンが懐かしい。九郎とアンダーニンジャとのクライマックスの死闘も、ツッコミどころだらけでがっかり。
山崎、間宮は棒読みの演出というのも意味不明。また、浜辺に変顔をさせて話題をとろうというのかもしれませんが、そこのギャグも寒すぎる。「賭けグルイ」のようなストーリーにのっとった形の変顔だったらまだしも、美人にこんなことやらせていいだろうという作り手の得意そうな表情にイラっと来ます。久々に観終わってイラっときた作品でした。
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