2025年06月21日

MaXXXine マキシーン 

 「X エックス」「Pearl パール」に次ぐ3部作の完結編ですが、正直、前2作ほどの驚きや面白味はありません。1980年代のハリウッドの小ネタはちょっと笑えましたけど。


 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:タイ・ウェスト 出演:ミア・ゴス、エリザベス・デビッキ、ケヴィン・ベーコン 上映時間103分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2025年劇場鑑賞215本

 【ストーリー】
 6年前のテキサスで起きた連続殺人事件でただ1人生き残ったマキシーン(ミア・ゴス)はハリウッドでポルノ映画に出演しつつ、いつかは普通の映画に出られるようオーディションを受けていた。カルトホラーの監督、エリザベス(エリザベス・デビッキ)に気に入られたマキシーンは、話題のホラー映画のヒロインに抜擢される。

 だが、同じころ、マキシーンの友人の同僚のアンバー(クロエ・ファンワース)やタビー(ハルゼイ)が次々と何者かに殺される。さらに、怪しげな探偵ラバト(ケヴィン・ベーコン)が現われ、6年前の事件をネタにマキシーンを脅してくる。ラバトには大物の依頼者がいるようで…。

 【感想】
 ホラーよりもミステリー色が強い感じで、ラバトがマキシーンを脅す理由など映画を見ててもよくわからない部分が多くて不完全燃焼。マキシーンはプロデューサーもかねているけど、自分を襲ってくる暴漢の睾丸を踏みつぶすなど、なんか本筋に関係ないようなシーンで暴れる割には大したことがない。1、2作目のミア・ゴスの怪演技を楽しみにしたので、本作もクライマックスでもっと大暴れしてほしかったかも。

 冒頭のシーンは「X エックス」にもつながるので、1作目のファンならラスボスの想像がつくだろうからフーダニットの面白さはそれほどないですし、マキシーンも強いんだか弱いんだか分からないようなキャラ設定。本当に1作目は面白かったのになという気がしてなりません。

 一方、小ネタ的には面白く、ポルノ出身でムービースターになった人物としてデミ・ムーアやジョン・トラボルタが上がったりとか、ケヴィン・ベーコンがセクハラパワハラ当たり前の私立探偵に起用されているとか。ミシェル・モナハン、リリー・コリンズ、ジャンカルロ・エスポジートと何気に脇も豪華なので、ハリウッドお祭り映画ぽさは伝わってきます。一方、ポルノ映画を規制しようという運動が盛り上がっているのは時代を感じますが、今の日本に通じる部分があるかもと思うと少しぞっとしました。


 まあ、セクハラパワハラ当たり前の時代に「私らしくない人生は受け入れない」と、徹頭徹尾自分ファーストを貫いたマキシーンの生き方は格好良いけれど、クライマックスも含めて既視感がある描写が多かったのが残念。「サブスタンス」で熱演したデミ・ムーアに負けてるなと言うのが正直な感想でした。


posted by 映画好きパパ at 06:15 | Comment(0) | 2025年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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