2025年07月03日

JUNK WORLD <ゴニョゴニョ版>

 2017年にたった一人で7年がかりで制作され、狂気のストップモーションアニメといわれた「JUNK HEAD」の続編。 キモ可愛い独創的なクリーチャーたちに度肝を抜かれつつ、壮大なスケールに唖然とします。一度では理解しきれなかったのでもう一度観に行こうかな。

 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:堀貴秀 出演:松岡草子、杉山雄治、三宅敦子 上映時間105分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞229本



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 【ストーリー】
 人類が作り出した人工生命体マリガンが反乱を起こし、長年の戦争の末、人類は地上、マリガンは地下で住み分けることになった。ところが、地下世界に異変が怒り、人類とマリガンの共同調査隊が現地を調べることになる。


 調査隊の人間側のリーダーはトリス(三宅敦子)、マリガンのリーダーはダンテ(杉山雄治)だった。ところが、地下の基地で打ち合わせの最中、マリガンの狂信的なギュラ教徒たちに襲われ、トリス、ダンテ、トリスの護衛ロボット、ロビン(松岡草子)など、生き残った数人はギュラ教徒の追手から逃れながら、異変の起きた現場へと向かうのだが…


 【感想】
 ほとんどが暗い洞窟通路だった前作から一変、本作は地下世界の基地や町といった広いスペースの部分も現れます。また、マリガンの外見は人間に似ているので、人間同士の戦闘シーンも派手にあります。


 全部で4部構成ですが、前作のような冒険活劇をスケールを広げて上映したのかと思っていたら、第2部以降、とんでもない方向に話がどんどん膨らんでいき、びっくりしました。発想もぶっとんでるし、伏線の張り方も実にうまい。とはいえ、あまりの情報量の多さに、第4部は観終わった後も混乱したままですw


 あまり、ネタバレにふれずに中盤以降の感想を述べるのは難しいのですが、登場人物たちがどんどんキュートになっていくと同時に、下ネタがちりばめられてるし、アクションも激しいし、本当に独特、これしかない世界を繰り広げているのは見事。「JUNK HEAD」を観ていなくても楽しめますが、実は「JUNK HEAD」とつながる部分もあるので、本作を観た後に「JUNK HEAD」を観たほうが良いでしょう。


 ゴニョゴニョ版と日本語吹き替え版があり、ゴニョゴニョ版は遠い未来の世界で言葉が現在のものとはまったく違っているとの設定。まったく架空の言語でずっとしゃべり続けます。しかも、途中で「水曜どうでしょう」「満員電車」など日本語のフレーズが、ポンと入ってくるのだから笑えてしまいます。次回は日本語吹き替え版を観て、違いを楽しみたいなあ。


posted by 映画好きパパ at 06:05 | Comment(2) | 2025年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こちらを見て興味を持って、慌ててジャンクヘッドをAmazon primeで見た後、映画館でワールドを鑑賞しました(知らない映画館の朝9:00から…)。

ストップモーションへのこだわりも、舞台設定も、ストーリーも、全部刺さって楽しめました。紹介ありがとうございました。
Posted by とりえる at 2025年07月17日 19:18
とりえるさん、コメントありがとうございます。
このブログが鑑賞のきっかけになったようでなによりです。
本作は癖になる味わいですよね。ほかにも面白い映画もたくさんありますし
今年は豊作だと思ってます。
またよろしくお願いします
Posted by 映画好きパパ at 2025年07月18日 06:35
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