作品情報 2024年フランス、台湾、アメリカ映画 監督:ジョージ・ホアン 出演:ルーク・エヴァンス、グイ・ルンメイ、サン・カン 上映時間100分 評価:★(五段階) 観賞場所:シネマート新宿 2025年劇場鑑賞345本
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【ストーリー】
DEA(米麻薬取締局)の捜査官、ジョン(ルーク・エヴァンス)は台湾の大物ギャング、クアン(サン・カン)がアメリカで行おうとしている麻薬取引の潜入捜査を行い、大乱戦のすえ取引をつぶしたものの、クアンにつながる証拠は見つからなかった。
上司から休暇をとるよう言われたジョンは、台湾からクアンの不正の証拠を提供したいという匿名のメールをもらい、休暇を利用して秘かに台湾に向かう。クアンの妻、ジョーイ(グイ・ルンメイ)は、かつてのジョンの恋人だった。ジョーイの連れ後の少年、レイモンド(ワイアット・ヤン)こそが、情報提供者だったのだ。そのことがばれてクアンのもとを逃げ出した母子をジョンは守ろうとして…
【感想】
予告編やタイトルからすると、カーアクションがすごいと期待するじゃないですか。ところが、冒頭、クアンの妻としてありあまるほどのカネを持っているジョーイが、フェラーリの販売店で試乗して町を猛スピードで走るのが一番迫力があるありさま。なんなんだこれはという感じ。
ジョンメインのアクションも、1990年代の映画と思わせるほど凡庸なもの。周囲をぐるりと銃を持った敵に囲まれたときの脱出方法など、シュワちゃんのオマージュかよと突っ込みました。レストランでの鍋などを使ったアクションも既視感はぬぐえません。アクション映画でカーチェイスもアクションも不発だったら何を楽しめばいいのか。大体、DEAの捜査官といえども台湾で所かまわず銃をぶっ放す権限はないでしょう。
せめてヒロインのジョーイが魅力的だったらわかるのだけど、これがベッソン作品にありがちな自己中心的なわがまま女。天才ドライバーという設定もほとんどいかされません。子供のレイモンドも「イルカが殺されるのが嫌」だから義父を裏切るという、なんなんだその動機は、と頭を抱えたくなります。悪役のクアンも、妻と義理の子どもから愛されないのをずっと不平不満いっている小物で、怖さのかけらもない。
ルーク・エヴァンスとサン・カンはワイルドスピードシリーズの出演者ですけど、本作ではまったく生かし切れていません。グイ・ルンメイもなあ。単なるうるさいおばさんになっちゃって、繊細さのかけらもなくてがっかりしました。
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