作品情報 2024年日本映画 監督:豊田利晃 出演:窪塚洋介、松田龍平、千原ジュニア 上映時間96分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:シネマート新宿 2025年劇場鑑賞347本
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【ストーリー】
阿闍梨(千原ジュニア)という危険な修験者のもとに修行に行った山中狼介(窪塚陽介)が行方不明となり、恋人の野々花(芋生悠)は殺し屋の新野風(松田龍平)に彼の捜索と阿闍梨の暗殺を依頼する。
阿闍梨の道場に潜り込んだ新野は、阿闍梨が修行希望者のヤス(東出昌大)を言いくるめ小指を切り落とし、それを大切に保管している姿をみる。一方、狼介は次元を超えた謎の世界へと向かっていた。
【感想】
豊田監督は狼蘇山シリーズという短編映画を手掛けており、その集大成になるそう。そのことも知らなかったので、とにかくよくわからないまま終わってしまいました。監督のイメージする世界をただ感じろというのでしょうか。次元を超える世界の意味も結局謎だし、ほら貝が要所要所で鳴らされますが、自分もほら貝鳴らしたくなったと想像をずらしたり。
そのほら貝や和太鼓をメインとしたBGMがとにかくしびれ、うさんくさい修験道の世界、クールでニヒルな殺し屋と煩悩まみれの阿闍梨の対比、これまたうさんくさい次元を超える鏡の世界のビジュアルなど、構図、世界観はただただ、なんか知らんけどすごいなという感じ。これは映画館で集中しないとダメなタイプの作品ですね。
脇役にも渋川清彦、板尾創路といった豊田組の常連がなじんでいる一方、芋生の不思議ちゃんなイメージと、本作ならではの役柄もまた非常に魅力的。特に序盤の電車シーンはそのあとの松田の受けの芝居を含めて、一気に物語に引き込んでくれました。一方で祷キララの使い方はちょっともったいなかった。もっと、彼女も怪物的な役割ができる女優だと思うので。
基本的に論理ではなくて感じるタイプの作品は苦手だし、自分の感情を言語化できない自分自身にもいらっとくるところもありますが、それを超えて本作のなんとも言えないサイケデリックなドラッグ的な映画というのも魅力があるのだとしみじみ思いました。
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