作品情報 2024年日本、シンガポール、フランス映画 監督:エリック・クー 出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、竹野内豊、堺正章 上映時間97分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞359本
ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村
【ストーリー】
フランスの世界的歌手、クレア(カトリーヌ・ドヌーヴ)は久々に日本に来てコンサートを開くが、その晩、急死してしまう。死後の魂は生者からは観られず、困っていたところ、生前はクレアの大ファンだったというユウゾウ(堺正章)という老人の魂に声を掛けられる。何か生前に思い残りがあると天国に行けないうえ、魂は海を越えられないという話を聞き、クレアは困惑してしまう。
ユウゾウには疎遠だった息子ハヤト(竹野内豊)がいた。ハヤトあての遺言に別れた妻のメイコ(風吹ジュン)に思い出のサーフボードを届けてほしいと書かれており、それを読んだハヤトはおんぼろ車にサーフボードを乗せて、旅に出かける。後部座席にはクレアとユウゾウの魂が乗っていることには気づかずに…
【感想】
悪くはないのですけど、何がいいたいのかよくわからないまま終わってしまいました。別にクレアがユウゾウと一緒にハヤトの後をついてかなくても物語は成立するのに、なんでこんな脚本になったのだろう。クレアも幼い子供を失った経験があるから成仏できないような感じですが、物語の本筋にはほとんど関係はありません。最初は、実はクレアとユウゾウは過去の恋人同士だったという因縁でもあるのではと思ったけど、単なる一ファンに過ぎなかったし。
ユウゾウは演じる堺同様、若いころは人気ミュージシャンで、メイコとは同じグループの音楽仲間だったという設定。ハヤトはスランプに悩むアニメ映画監督で、主要人物3人ともアーティスト。だから、僕のような凡人には理解できないこともあるのですが、とにかくユニークな雰囲気を持ったまま話は続いていきます。
全体的に明度、彩度を抑えた映像で、寂れた海辺の風景はこういうスピリチャル話にぴったりですけど、どこか宗教団体が作った映画かとも思ってしまいました。せっかく死後の世界を題材としているのに、盛り上がらないまま淡々と続いていきます。正直、ユニークな作品だということを超えて心に訴えかけるものは少なかった。
ドヌーヴのコンサートシーンではシャンソンを歌って、これは貴重な映像と思いきやエンドクレジットをみると歌は吹替みたいですね。また、テーマがテーマだけに細野晴臣、鈴木慶一、久保田麻琴らベテランミュージシャンがカメオで出演しているのも珍しい。堺は役柄もあるのだろうけど、えらい老けた感じでちょっと心配になりました。竹野内はどんどん役柄を広げてるなあ。
【2025年に観た映画の最新記事】

