作品情報 2023年韓国映画 監督:ペク・スンビン 出演:シム・ヒソプ、ホン・サビン、シン・ジュヒョプ 上映時間144分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞362本
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【ストーリー】
1995年、テグの高校生、ドンジュン(ホン・サビン)は内向的で、周囲から軽いいじめの対象となっていた。だが、同じマンションの上の階に住む優等生のカンヒャン(シン・ジュヒョプ)だけとは仲良くなる。それはゲイであるドンジュンにとっての淡い初恋だった。だがある事件が2人を引き裂いてしまう。
2020年、ドンジュンはテグの高校教師、ソウルの大学教授、プサンの塾講師で1児の父親とそれぞれ違ったパラレルワールドが存在していた。だが、いずれも15年前のテグの出来事を引きずっていた。それぞれの世界でドンジュンは…
【感想】
パラレルワールドにする意味があまり感じられませんでした。まあ、3つのパラレルワールドが順々に描かれ、それぞれの世界線での家族の違いはうまいなと思いましたけど。特に3つの世界とも、2020年にドンジュンの姉ドンヒ(カン・ジウォン)ががんになりますが、姉との関係が3つの世界で全く違うのに、姉の夫ソンジン(チャン・ジョンホ)とハグするシーンがあり、それぞれが意味合いが違ってくるあたりは脚本家は丁寧に考えたのでしょう。
また、テグとソウルではゲイで独身ですが、プサンは別れた妻のところに息子がいます。ゲイでも隠すために結婚することはあるので、そうではないかという描写もあり、パラレルワールドによって、こんなに違いがあるというのも結構、笑えました。
まあ、3つの世界の差異を考え、なぜここまで違ったのか人生の面白さを考えるべきなんだろうけど、冒頭に書いたように、なぜこの世界になったのかの徹底的な転換点が描かれてなく、特に1と2の違いは大学時代にアメリカに留学したかどうかなど、それまでの本編にまったく関係のないことのため、ちょっとイラっとしました。
ドンジュンがもともと内気なうえ、家庭環境も悪く、そのうえゲイだということもあって非常に暗い性格で、映画の雰囲気も暗い感じ。その後ろ向きなところも結構イラっとしてしまい、題材は興味ありそうなのに料理の仕方がなあといったところでしょうか。
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