2025年12月10日

栄光のバックホーム

 プロ野球阪神タイガースの元選手で2023年に28歳の若さで亡くなった横田慎太郎さんの伝記映画。生前の本人が制作に協力したこともあり、制作側も思い入れたっぷりなんですが、横田さんのことを知らない僕からすると演出がやや過剰で、もう少し削った方がかえって感動できたと思いました。阪神ファンからの評価はすごい高いみたいですね。


 作品情報 2025年日本映画 監督:秋山純 出演:松谷鷹也、鈴木京香、高橋克典 上映時間135分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:109シネマ湘南  2025年劇場鑑賞397本



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 【ストーリー】
 鹿児島実業高校の4番でエースの横田慎太郎(松谷鷹也)は甲子園に出場できなかったものの、2013年のドラフト会議で阪神タイガースから2位指名される。元プロ野球選手だったが大成しなかった父の真之(高橋克典)、幼いころから愛情たっぷりで慎太郎の練習を手伝った母のまなみ(鈴木京香)の夢を乗せて、慎太郎はプロ野球選手になる。


 初年度から二軍で活躍し、金本監督(加藤雅也)や平田二軍監督(大森南朋)、田中秀太スカウト(萩原聖人)ら球団の期待と評価は大きかったものの、なかなか一軍で成果がでないためあせる慎太郎。勝負の年と気合の入った2017年。春季キャンプ中に難病に襲われ…


 【感想】
 慎太郎が闘病中に書いた手記「奇跡のバックホーム」を出版した大手出版社の幻冬舎の第一回映画作品であり、阪神球団や関係者も全面協力しています。僕は子供のころは阪神ファンで(今はプロ野球はみなくなりました)、そのころ活躍していた掛布(古田新太)、川藤(柄本明)といった往年の名選手を著名俳優が演じているのも驚きましたが、担当医師が小沢征悦、佐藤浩市などちょい役も豪華。


 県大会の決勝で敗れてから、阪神に入団して悪戦苦闘しつつ二軍で活躍する前半はテンポもよく、すんなり見られました。17年に難病で倒れたあと、難しい手術が成功して、必死でリハビリする様子は素直に心をうたれます。ただ、終盤が盛り上げどころだと制作側も理解しているのか、徐々にもたつくようになります。特に亡くなるシーンが結構長く、このへんは好みの違いですが、いくら何でも盛りすぎという感じはしちゃいました。


 また、横田家が全面協力していることもあり、母の過剰なまでの愛が描かれています。鈴木京香がどちらかというと大仰な演技をすることもあり、これまた泣かせようという意図が、僕にとっては空回り。確かに日本人は母の愛情物語が好きですし、看病は大変だったでしょうけど、ちょっとおなか一杯になりました。一方、どこまで事実を反映しているかわかりませんが、慎太郎の淡い初恋相手の同級生、千沙(伊原六花)の扱いがちょっとなおざりになってしまった感は否めません。


 映画のなかに講演中の慎太郎が悩みを持つ元高校球児の青年(嘉島陸)と唐突に交流するエピソードが入るのですけど、実は主演の松谷の実話だそう。松谷は生前の慎太郎からグラブをプレゼントされ、撮影までの3年間野球の練習を続けており、それもあって、制作側の思い入れは観ているこちらにも伝わってきました。とにかく阪神ファンなら感涙だといえます。
posted by 映画好きパパ at 06:00 | Comment(0) | 2025年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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