2025年12月11日

兄を持ち運べるサイズに

 ヤンキーが捨て猫に餌をやっていただけど好感度が爆上がりするような作品は嫌いで、まさにその典型。原作者の実体験がもとになっているそうですが、自分だったら、遺体の引き取りを拒否して一生縁切ってるわと思いました。


 作品情報 2025年日本映画 監督:中野量太 出演:柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり 上映時間127分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:109シネマ川崎  2025年劇場鑑賞398本



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 【ストーリー】
 滋賀県に住む作家の村井理子(柴咲コウ)のもとに宮城県の警察から電話が入り、疎遠だった兄(オダギリジョー)が病死したので遺骨を引き取ってほしいと要請される。兄と暮らしていた甥の良一(味元耀大)が心配だったこともあり、宮城にいった理子は、兄の元妻の加奈子(満島ひかり)と、彼女に引き取られていた娘の満里奈(青山姫乃)と合流して、警察に向かう。


 小さいころから兄はわがまま、嘘つきで理子は迷惑のかけられっぱなしだった、特に2人の母(村川絵梨)が手のかかる兄を偏愛していたことから、理子は母の死後、兄と疎遠になっていた。久しぶりに加奈子達と再会した理子は、兄が住んでいたアパートの片付けや、児童相談所にいる良一との面会を通じて、兄のことを思い出していく…。


 【感想】
 オダギリジョーのオーバーアクトもあって、序盤のわがままし放題の兄に終始いらいら。特に葬式の香典に関する部分なんか、どう考えても兄が悪いのだから、あとになって兄に優しい部分があったからといって、忘れるなと理子をどやしつけたくなります。


 理子たちは兄の家の片付けなどを通じて、兄の優しかった思い出などを次々と話だし、実は優しい不器用な人だったと自分の考えを改めていきます。いや、死んだらだれもが善人になるっておかしいだろうと突っ込みっぱなし。事前の予想通り、破天荒な兄のいい人エピソードが延々続いてへきえきとしました。


 また、いい話っぽくおさめてるけど、良一に対する態度は経済的なDVであるわけで、特に実母の加奈子が全然気にしていなかったというのはうすら寒くなります。まあ、悪人が出てこない時点で、村井の理想的な世界が描かれているといえるのですけどね。中野監督も作風がどれも家族の誤解と再生という感じですね。


 柴咲は淡々と演技をこなしていますが、満島が久々に等身大の根が明るい女性にふんしており、「ラストマイル」はじめシリアスな役が多い彼女がコメディエンヌもうまくこなすことを改めて印象づけました。子役の青山と味元は、まだ演技経験があまりないようですが、それがいたって周りの芸達者とうまく調和が取れていた気がします。


posted by 映画好きパパ at 06:01 | Comment(0) | 2025年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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