作品情報 2025年日本映画 監督:常廣丈太 出演:天海祐希、田中哲司、石丸幹二 上映時間121分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞428本
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【ストーリー】
巨大台風の被害現場を視察中の長内洋次郎総理(石丸幹二)が森下弘道(佐々木蔵之介)という男に襲われた。森下は警察の取り調べに「長内に会わせろ」の一点張りで動機などは黙秘のまま。警視庁は真壁有希子(天海祐希)ら緊急取調班チームを招集するが事態は変わらない。
ところが、長内に事件と関連のある疑惑が浮上。真壁は上司の梶山勝利管理官(田中哲司)に長内を参考人として事情聴取したいと提案する。とても無理だと思われた提案だが、真壁や梶山は何とか長内に聴取しようとするが再び巨大台風が東京に近づき…
【感想】
当初は2022年に公開予定が、安倍首相の暗殺で延期。さらに総理役の俳優が逮捕、有罪となる事件が起きたため一時はお蔵入りかともいわれましたが、総理役を石丸に変更して取り直して何とか公開にこぎつけました。天海にとっては思い入れのある人気シリーズの完結編だけにうれしさはひとしおでしょう。
劇場版らしく大災害のシーンをふんだんにつかうほか、真壁の娘の奈央(杉咲花)との親子の和解、シリーズ1のラスボスの郷原政直(草刈正雄)の再登場など、最終回にふさわしいエピソードもタップリと入れています。また、真壁をはじめとするキントリチームの互いの頭脳や警察官としての職人芸を使った捜査、取り調べもシリーズファンならうれしいですし、初見でも刑事ドラマとしてなかなかのできになっています。
しかし、安倍元総理暗殺事件でも警察段階では動機は明らかにならず、裁判でも正直、被告の供述は常人には理解しがたいものです。だから、長内襲撃の動機を何とかして明らかにしたいという真壁の執念は、現実から見れば空回り。さらに、長内、森下のキャラクターもちょっと現実にこういう動きはしないだろうと、総理を一刑事がどうこうというのはあり得ないわけですから、いくらフィクションといえども、ちょっと現実がちらつくとひいてしまいました。
それでも、天海、田中をはじめ、でんでん、小日向文世、大倉孝二らレギュラー陣の掛け合いは、長年演じただけぴったり。また、長内役も当初予定の俳優から、石丸にあて書きしたようなスマートな総理になっているため、天海との一騎打ちもみものでした。だから、作品自体は悪くないのにもったいないという気持が先に立ってしまいます。
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