作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:福岡大生 声の出演:片岡凜、田牧そら、朴路美 上映時間85分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズゆめが丘 2025年劇場鑑賞429本
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【ストーリー】
日本屈指の巨大な書庫「御倉館」がある読長町。女子高生の御倉深冬(声・片岡凜)は館を管理する一族に生まれながら、亡くなった厳しい祖母(朴路美)に反発して、本が嫌いだった。御倉館は祖母の方針で、一族以外は立ち入り禁止となっていた。
ところが深冬の父、あゆむ(諏訪部順一)が自転車事故で入院してしまい、代わりに臨時の管理人を務めるはめに。館を訪れた彼女の目の前で、突然、空間が変異してしまう。書庫の本が盗まれると発動する呪い、ブックカースの仕業だった。呪いとは町も町民も物語の中に閉じ込められてしまうもの。謎を解くカギをしる少女、真白(田牧そら)とともに、深冬は本を取り戻そうとする冒険をはじめる。
【感想】
導入部分はいかにもな感じで、本嫌いの少女が無理に書庫の管理を押し付けられて、街の住人たちとさりげなく会話する様子をみせながら始まります。正直、特に期待はしていなかったのですが、書庫のなかに引きこもっている叔母、ひるね(東山奈央)と出会ってから、みているこちらもあれ?と引き付けられてしまいます。
そしてブックカースが発動してからは、その想像力の豊かさに感心しました。僕も中学校時代までは自分や友人が物語の登場人物になったことを想像していましたが、何十年もその感覚を忘れていました。それが一気によみがえった感じです。こういう本の世界だったら行ってみたい気がしてなりません。
また、真白も一見アニメによく出る不思議ちゃんな少女に見えつつ、もふもふの白い犬に変身するなど、キャラクターの設定がユニーク。さらに、なぜこのような呪いが発動するかのミステリー仕立ての部分もきっちりしていて、脚本、アイデア共になかなかのものです。
ブックカースに出てくる物語は大きく3つあるのですけど、それぞれ違った絵柄、キャラデザをしなければならず制作側は大変だったのでは。3つの話とも考えさせられる内容だし、物語の内容ともマッチしていたので、うんうん思いながら見入ってました。
片岡、田牧ともアニメ畑でないのですが、豪華声優陣のいかにもアニメっぽい声との対比がなかなかいい。オリジナルアニメの興行不振がいわれていますが、埋もれさすには惜しい逸品でした。本を読むとはどういうことなのか、改めて思い起こすことができて楽しかったです。
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