2026年01月07日

翔んだタックル大旋風

 マニアックな映画ファンが大歓喜した狂作「野球どアホウ未亡人」の小野峻志監督の商業デビュー作。大学アメフト部での連続殺人をテーマにしており、かなりとち狂っていますけど、もっと爆発してほしかったかも。2025年鑑賞の最終作。


 作品情報 2025年日本映画 監督:小野峻志 出演:吉田伶香、金子隼也、佐野史郎 上映時間74分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:テアトル新宿  2025年劇場鑑賞430本  



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 【ストーリー】
 女子高生の間宮秋子(吉田伶香)は、ストーカーに襲われたところを日ノ丸大学のアメフト部員、吉岡(金子隼也)に救われ恋に落ちる。吉岡の後を追って日ノ丸大学に入学した秋子は、アメフト部「ケルベロス」のマネージャーになる。


 ところが吉岡はおらず、監督の澤田(佐野史郎)やキャプテンの平山(平野宏周)は「吉岡は死んだ」という。さらにチームは出場停止処分中で、選手たちはろくに練習していなかった。しかし、吉岡の気持ちを体験したい秋子はマネージャーだけでなく、選手になることを決意する。一方、アメフト部では関係者の失踪が相次ぎ、後には血だまりが。果たして何が…


 【感想】
 ストーリー的には完全に狂っているのですが、この手の映画の大御所の佐野の存在が大きく、大真面目に馬鹿をやっているというのが受けます。なにしろ、ルールがめちゃくちゃで、試合中のタックルによる殺人は許されるとか、あり得ない設定ですから。


 前作の野球シーンにピッチャー、キャッチャー、バッターの3人しかでてこなかった「野球どアホウ未亡人」より予算があるとはいえ、アメフトの両チーム計22人の選手をそろえるのが大変だったためか、日ノ丸大学の部員は吉岡も含めて5、6人しかでてきません。その代わり、スポコンドラマお得意のモンタージュによる練習シーンで、秋子が平山相手にひたすらにタックルの練習を繰り返します。演じる平野は実際のアメフト経験者であり、練習のシーンはにまにまと楽しめました。


 もう一つ、連続失踪事件を捜査する野村刑事を、「野球どアホウ未亡人」でヒロインを演じた森山みつきが怪演。前作で小野ワールドのアブノーマルさに慣れたためか、めちゃくちゃな捜査と熱意で現場を混乱させてくれます。スポコンだけでなく刑事ドラマのパロディーになっているのですよね。ついでにいえば、「野球〜」の鬼畜監督役の藤田健彦も名もない警備役で出演。


 ヒロイン役の吉田は美人なのに、「オカムロさん」「悪鬼のウイルス」など、C級ホラーで大活躍。彼女が出てくるだけで安心、応援したくなる特性をもっています。親友役の夏海、森山と3人で歌う主題歌も、昭和テイストがあってグッド。観る人を選ぶ作品ですが、僕はこういうのが好きなんですね。
posted by 映画好きパパ at 06:09 | Comment(0) | 2025年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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