作品情報 2025年日本映画 監督:宇賀那健一 出演:一ノ瀬竜、大島涼花、藤井アキト 上映時間85分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル 2026年劇場鑑賞45本
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【ストーリー】
椅子づくりの若き天才、九条竜介(一ノ瀬竜)。サイトに載せた製品はどれも洗練されて、購入希望者や弟子入り希望者は後を絶たない。敏腕椅子バイヤーの加藤夏子(大島涼花)もその一人だ。だが、実は九条は工房にやってきた人を次々と殺害するサイコパスだった。それは完璧な椅子を作るために…
【感想】
ストーリーとしては単純で、工房を訪れた人々を九条が殺害するのと並行して、加藤が徐々に九条に近付いていき、彼女が助かるのか事件を解決するのか、それとも犠牲になるかを小出しにしながら見せていきます。殺害方法も非常にシンプルで、犠牲者が油断している際に、椅子づくりの大きな金づちで撲殺するというもの。
宇賀那監督が巧いなと思うのは、九条は完璧な美青年として描く一方、犠牲者たちはどこか観客をイラっとさせる表情や仕草がでていること。スプラッターシーンとして描きながら、そのうち、もっとやれというふうに思わされていきます。スプラッターの特殊メイクも低予算でしょうがそれなりにリアル。ただ、あまりにも露骨すぎて個人的には「アグリーシスター」のほうが目を背けてしまい、本作はむしろやりすぎで笑ってしまいました。
ただ、殺害方法とかリアルで描いている分、いくらなんでもこれは隙がありすぎるだろうという描写になっていくのは残念。普通に警察が行方不明者を捜索すれば一発でばれちゃいそうな感じ。もちろん、スプラッターだからそんな細かいことを言わなくてもいいのでしょうが、それでも、スプラッターがぶっ飛んでる分リアルさをましてほしいというか、せめてよくあるホラーのパターンですけど訪ねてきた警官も血祭りにあげるような描写があればなあという気はしました。
ノースター映画で前作「カーズ」のキャストともかぶりますが、公式サイトのキャスト紹介にきちんと脇役までのせて、みな不気味な笑顔の写真にしているのが好み。また、完璧な椅子のおかしさや、土壇場での九条の真意がどこにあったかなど、やはり良い意味でもツボにはいるような笑わせる脚本は悪くなかったです。
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