2026年02月10日

ただいまって言える場所

 この年になるといじめをテーマにした作品ってしんどいんですよね。丁寧、真正面からとっているいっぽう、きれいごとに偏った感じがありました。ただ、劇中でもきれいごとをいう必要性について言われてい考えさせられました。


 作品情報 2025年日本映画 監督:塚本連平 出演:鈴木愛理、川口真奈、大塚寧々 上映時間97分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマみなとみらい  2026年劇場鑑賞50本




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 【ストーリー】
 アラサーの中学教師、朝井えりこ(鈴木愛理)は担任をしているクラスの月岡千花(川口真奈)が不登校になっており、彼女の両親(山中崇、伊藤歩)からいじめを隠蔽しようとしているのではと責められていた。だがえりこには思い当たる節はなく、事態は改善しない。


 えりこ自身もBLの愛好家で、休みの日は実家の自分の部屋に引きこもり。母の百合子(大塚寧々)から子供部屋おばさんとあきれられていた。ある日、自分の持っているBLをネットオークションに出したことから、購入者のチーという女性と意気投合。SNSで盛んに盛り上がる。だが、チーこそは千花であり、互いの素性をしらないまま、2人はSNS上でどんどん仲良くなっていく。


 【感想】
 冒頭、激しいいじめのシーンがあり、結構、心をえぐりとられました。そこからなかなかダメージが回復しないまま、物語が終わってしまったというのが正直な感想です。いじめの様子や事なかれ主義の学校をみていると本当に腹が立つし、精神にダメージをうけるし嫌なんですよね。


 ネットで知り合った相手と意気投合というのはわかるのだけど、ネットオクで品物を郵送したのだから、相手の氏名、住所はわかっちゃうのではとちょっともやもや。それはさておき「女子高生の無駄遣い」でも似たようなシーンがあり、もっと軽妙に描くのかと思ったら、他の部分のシリアスさに引きずられていたのがちょっともったいなかったです。


 また、どちらかというと悪役っぽい教頭(尾美としのり)や千花の両親の感情や立場というのもこの年になったら理解できてしまいます。えりこが苦しみながらも正論を貫こうとするのは立派だったけど、正解が何かわからずここでも、もやっとしてしまいました。


 鈴木は意外にも映画単独初主演。とはいえ深夜ドラマの主役は何本かやっているので、それほど違和感はありませんでした。川口ともどもフレッシュな演技は良い感じ。ここへ大塚、尾美、伊藤といったベテラン俳優がからんでいく配役は盤石な感じ。


 異性への恋愛に逃げずに、年を離れた女性のシスターフッドと、教師と生徒の立場の差、子供のころはわからなかった親の愛情といったものが描かれていたのは良かったのです。
posted by 映画好きパパ at 06:00 | Comment(0) | 2026年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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