ミッション: 8ミニッツ

SFスリラーとして素直に面白いのだけど、「映画通ほど騙される」というキャッチフレーズは意味不明。そういう一発オチの映画とは違うじゃん。

　【ストーリー】
　米軍のスティーブンス大尉（ジェイク・ギレンホール）が目覚めたとき、電車のなかにいた。前の座席の女性クリスティーナ（ミシェル・モナハン）から親しげに話しかけられるが、スティーブンスには見覚えがない。しかし、女性は彼に「ショーン」と呼びかける。不思議に思った彼は、洗面所で鏡を見て驚いた。自分の顔がまったく違うのだ。しかも、持っている身分証明書は「ショーン」のものだ一体どうなったのか、と思った瞬間、電車が大爆発した。

　再び目覚めた彼はカプセルのなかにいた。そして、通信モニターを通じてグッドウィン大尉（ヴェラ・ファーミガ）から連絡を受ける。なんとスティーブンスは秘密実験の最中で、それは、死者が残した８分前の意識に入り込めるというものだ。列車テロで死亡したショーンという男性の意識に入り込んだ彼は、爆発するまでの８分間で犯人を突き止めるという任務が与えられる。犯人が次のテロを計画しており、それを阻止しないとならないのだ。果たして彼は８分間だけの捜査で犯人を突き止めることができるのだろうか。





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フェア・ゲーム

　２００３年のイラク戦争は、大量破壊兵器をイラクが隠し持っていることが開戦理由だったのに、イラクは大量破壊兵器など持っていませんでした。戦争の理由などなかったのです。でも、戦争から８年たったのに、どれだけの人が覚えているのでしょうか。実際の事件を描いた本作は、アメリカの良心というものを感じさせる佳作です。

　【ストーリー】
　イラクとの緊張が高まる中、イラクがニジェールから核兵器の材料となるウランを入手しようとしたとの情報が流れた。CIAの核問題担当者のヴァレリー（ナオミ・ワッツ）は夫でアフリカで大使をしていたジョー（ショーン・ペン）に現地に調査にいってもらう。調査の結果、その情報は嘘だった。

　しかし、イラクとの戦争に持ち込みたい米国政府の上層部は、無理やり情報をねじまげ、イラクが大量破壊兵器を持っているとして、戦争に踏み切る。開戦後、ジョーは新聞に情報がねじまげられたという記事を掲載するが、これは政府上層部の怒りを買った。リビー副大統領補佐官（デヴィッド・アンドリュース）は、ヴァレリーは夫を儲けさせるためにアフリカ出張をさせた公私混同をさせたという情報をリークする。CIA職員を身元を暴露するのは、米国では違法行為だが、これにより夫婦は窮地に陥る。





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ランゴ

　「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのゴア・ヴァービンスキー監督がジョニー・デップと組んだ新作はカメレオンが主人公のアニメ。これが「パイレーツ」シリーズより面白かったなんて、観る前には思ってもいませんでした。

　【ストーリー】
　人間にペットとして飼われていたお調子者のカメレオン（声・ジョニー・デップ）は、主人一家とドライブ中に外に放り出されてしまい、砂漠のなかで立ち往生。ようやくサバクイグアナのマメータ（声・アイラ・フィッシャー）に助けられた彼は、彼女の住んでいる開拓時代のような町、「ダートタウン」に連れてこられる。

　町民たちの天敵、オオタカからの襲撃を偶然撃退した彼は、一躍町のヒーローに。ビンに書いてあった文書から「ランゴ」と名乗った彼を、亀の町長（ネッド・ビーティ）から保安官に任命される。町は極度の水不足に陥っていた。これまで豊かだった水がなぜ消えたのか。ランゴはマメータとともに捜査にあたるが、恐るべき陰謀が隠されていた。





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