2021年02月14日

最後の忠臣蔵

 今年は時代劇の当たり年だったけど、そのなかでもっとも日本的な情緒を出していたのがこの作品。「北の国」からの杉田成道監督だけあって、じっくりと丹念な仕上がりに。今年みた時代劇のなかでも一番上質でした。

 【ストーリー】
 赤穂浪士四十七士のうち、ただ一人助かった寺坂吉右衛門(佐藤浩市)。大石内蔵助(片岡仁左衛門)の密命を帯びて、浪士の遺族を助けるために死ぬことを許されず、内心忸怩たる思いをしながら、遺族を回っていた。

 一方、討ち入りの前夜に逃亡した瀬尾孫左衛門(役所広司)も、大石から密命を帯びて、卑怯者の汚名を受けながらも生き延びていた。彼は大石の隠し子可音(桜庭ななみ)を育てられるように命ぜられていたのだ。やがて、二人は偶然相まみえることに・・・




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posted by 映画好きパパ at 19:56 | Comment(0) | 2010年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

黒く濁る村

 韓国で大ヒットした2時間40分の大作。八ツ墓村のような、人間の怨念うずまくどろどろした作品を期待していたのだけど、ストーリー自体は意外とあっさり風味。ただ、俳優たちの演技は鬼気迫るものがありましたね。

 【ストーリー】
 音信不通だった父ユ・モッキュン(ホ・ジュノ)の訃報を聞き、ヘグク(パク・ヘイル)は、父が住んでいた山奥の村を訪れる。そこは村長のヨンドク(チョン・ジェヨン)が警察をも従わせる絶対的な権力をもっていた。

 村人たちはヘグクにソウルに早く帰るよう言うが、死体検案書がないうえ、父の財産が村長に登記変更されていたことを知り、父の死因に不審を感じたヘグクは村にとどまり、村長を探ることにする。やがて、何かをしっている村人が一人、また一人と・・・





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posted by 映画好きパパ at 19:53 | Comment(0) | 2010年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

GAMER:ゲーマー

 「アドレナリン」のマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラー共同監督とあり、もっとぶっとんだ作品を期待していたのだけど、70年テイストと最新のネット技術をあわせたような、ある意味こじんまりした作品でした。何年かあとにテレビ東京の昼の映画番組に出てきそうな感じかも。

 【ストーリー】
 近未来。ネットゲームは進化し、ナノチップを人の頭脳に埋め込むことで、ゲーマーは、実際の人間をゲームの駒として操ることができた。そのなかでも大人気のゲームは「スレイヤーズ」。ゲーマーは死刑囚を操り、本物の銃弾が飛び交う中戦う戦争ゲームだ。死刑囚は30回ゲームで死ななければ恩赦される条件で参加している。

 死刑囚のケーブル(ジョン・バトラー)はゲームを27回クリアしてあと3回で恩赦となる。だが、ゲームの開発者キャッスル(マイケル・C・ホール)は、無実のケーブルを罠にかけて死刑にしたため、なんとしても殺そうとする。一方、ケーブルを操る17歳のゲームおたくサイモン(ローガン・ラーマン)に謎の団体「ヒューマン」が接触し、ケーブルと直接話ができるようにすることをもちかける。





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posted by 映画好きパパ at 19:51 | Comment(0) | 2010年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする