NHKドラマって落差が激しい。「行列48時間」は今年屈指の出来だし、「外事警察」もNHKしかできない、ダークなドラマ。その一方で、気合が入っているはずの「天地人」は、大河ワースト1の悪評がつきまとうほど。そのなかでも、あまり知られていない「行列48時間」をご紹介。年末にまとめて再放送されるので、良かったらご鑑賞ください。
【ストーリー】
人がいいだけがとりえの中年男、宝福喜朗(国村隼)は、名前だけ聞いたら幸せなものの、会社をリストラされて、家でも妻の聡子(森下愛子)、娘の恵美(岩田さゆり)にバカにされるしょぼくれた毎日。せっかくの正月も、宝福は家族で過ごしたかったのだが、聡子はあこがれの男性、古久根(長谷川初範)にパーティーに招かれ、恵美も恋人の洋太郎(水谷百輔)と正月に旅行するため、邪魔に思われた宝福はデパートの福袋の行列に並ぶよう、家から体よく追い払われてしまう。
大みそか、開店の48時間前にいって行列の5番目に並んだ宝福だが、行列には変な人ばかり並んでいた。4番目の久保(村松利史)は位牌を持ち、6番目の生方(金田明夫)は暗い顔して大きなスポーツバッグを抱えている。7番目の若い女性沙也加(平愛梨)は包丁を隠し持っていた。8番目には行列に並ぶ必要がなさそうな裕福な車いすの老人、会長(山田明郷)とその秘書(中村真智子)、そして10番目にはやたら馴れ馴れしいうさんくさい、笹島(佐野史郎)。
実は生方の娘が誘拐され、犯人から身代金2億円を持って行列に並ぶよう指示されていたのだ。捜査の指揮をとる大河原管理官(渡辺いっけい)は、行列の中に犯人がおり、なかでも生方の隣に並んだ宝福の挙動が怪しいとにらみ、行列の3番目に並んでいる岸和田刑事(小林すすむ)に徹底的にマークするよう命じる。
一方、プレイボーイの古久根の元恋人で宝石商駒子(かたせ梨乃)は、手ひどく振られたことを逆恨みし、古久根を殺して自分も死のうと彼を捜していた。古久根の家に猛スピードで向かう途中、ひき逃げ事件を起こしてしまう。事故を目撃した造園会社の社長永岡(半海一晃)とその部下染矢(TETSUYA)、桑崎(RIKIYA)は駒子を脅すが、駒子から古久根を連れてくれば2億円払うと逆に提案する。果たして2つの事件はどうなるのか、そして、誘拐事件の犯人は。
ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村続きを読む
posted by 映画好きパパ at 19:08
|
Comment(0)
|
2009年に見た映画
|

|