【ストーリー】
転校生の里美(黒川芽以)は、学校の廊下を走ってきた泉(甲斐麻美)と衝突。彼女にけがを追わせてしまう。泉は学校の階段や廊下を走ってタイムを競う階段部のメンバーで、彼女は泉の代わりに入部する羽目に。
一方、部長の健吾(松尾敏伸)との因縁から、階段部を敵視する生徒会長のいずみ(小阪由佳)の嫌がらせは続き、里見はついに、階段部の存亡をかけていずみと対決することになる。
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【感想】
原作はライトノベル(未見)なのだが、佐々木テイストがそこかしこではじけて、なかなか意味不明な出来に仕上がった。映画の途中でミュージカルさながら、泉が歌いながら踊りだしたり、佐々木監督の迷作「血を吸う宇宙」(邦画随一の迷作!大好き!)から、脈絡もなく主人公(三輪ひとみ)が登場したり、ベビーカーがなぜか階段を転がり落ちてきたり(エイゼンシュタインか「アンタッチャブル」かっつうの)、これまで、佐々木作品を見たことのない人は、あまりの馬鹿馬鹿しさに、あきれはてるだろう。
それでいて、TBSのケータイ刑事シリーズの監督としても活躍する佐々木監督は、ベタベタすぎる青春ドラマのストーリーも盛り込んだ。スカートがめくれたのをみて、男子高校生が鼻血出して倒れるなんて、2010年にもなって、実写でこんな場面が見られるとは思わなかったよ。
ただ、黒川、小阪らそれなりの若手女優を使っているためか、あまり無茶なことができなかったのが残念。結局、青春ドラマとして、感動させようという方向に持っていってしまってるし。やはり「血を吸う宇宙」のような、観客の想像もつかないあさっての方向に話を持っていってほしかった。そういう意味では中途半端で不完全燃焼。
なお、甲斐、通山愛里といった、渋い若手女優の姿が見られるのもよかった。2年前の映画なのに、2人ともほとんど活動停止状態なので、悲しいなあ。採点は6。

