2021年02月07日

ヒルズ・ハブ・アイズ

 米国でスマッシュヒットを記録し、ホラーファンの間では話題となっていながら、核実験の被爆者の子孫が人肉喰いに突然変異したというトンデモ設定のせいで、日本では非常に限られた公開になっている作品。何しろ、TSUTAYAでは取り扱いを自粛しているほど。でも、ホラーとしてはそんなに悪くない作品でした。

 【ストーリー】
 かつて、米軍の核実験が行われたニューメキシコ州の砂漠地帯。長年務めた警察を退職したカーター(テッド・レヴィン)は、一家7人でトレーラーで旅行中、怪しげなガソリンスタンド店員(トム・バウワー)にだまされ、砂漠の真ん中で立ち往生してしまう。

 カーターと娘婿のダグ(アーロン・スタンフォード)が助けを呼びに行っている間、赤ちゃんを含めた女子供はトレーラーで帰りを待っていた。だが、そこへ謎の怪物たちが襲いかかる。はたしてカーター一家の運命は・・・





ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
 【感想】
 冒頭、ショッキングなシーンをみせたあと、カーター一家のだらだらしたシーンをみせ、さらに怪物の襲撃が始まってから急ピッチ、と非常に工夫された構成になっている。しかも、襲われる順番がこちらの予想と違ったり、怪物たちが、人間が突然変異をしたということで、しっかり知能を持っているというのも、普通のホラー映画と違っていてうれしい。

 核実験による突然変異というのも、被爆者のかたから見れば、腹だたしいだろうが、テイストとして、米国政府に対する不信というのが流れていて、僕としては許容範囲だった。むしろ、米国の大作映画でもっと無神経に核爆弾を使ってるし。怪物たちは知能をもっているだけに、自分たちをこんな姿にした米国政府を許さず、その下でのうのうとしている、米国人の平和な家庭というのも許せないし、さらにいえば、自分たちがほしいのに手に入らないからうらむのだ。米国国旗や国歌を皮肉っぽく使ったりしているのは、アレクサンドル・アジャ監督がフランス人だからか。

 怪物側も家族であり、互いに家族のための死にもの狂いの戦いになっているところが、見ものになっている。怪物の少女が、人間の赤ん坊を優しくあやすところなど、うまいなあとうならされた。「屋敷女」なんかもそうだけど、フランス映画全体は苦手だけど、フランスのホラーは何か好き。

 「ハイテンション」のアジャ監督だけに、痛そうな描写は多いけど、ホラー慣れしていれば、実はそれほど過激な描写は少ないことに気付く。そこらへん抑えているところも、ホラーマニアの受けのいいところかもしれません。なお、続編があるそうだけど、そちらはみていません。採点は7
posted by 映画好きパパ at 22:17 | Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。