【ストーリー】
姉の芸者菊奴(長谷部瞳)にいびられて過ごしている下働きの妹ヨシエ(木口亜矢)。つらい毎日でも、いつかは子供のころのように仲の良い姉が戻ってくると信じてけなげに暮らしていた。ある日、お座敷にきたイケメンの大企業社長、ヒカル(斉藤工)に食事に誘われ有頂天。
ところが、ヒカルは実は世界征服をたくらむ悪の組織の幹部だったのだ。ヨシエは自分でも気付かない潜在的な戦闘能力を持っていたため、菊奴ともども拉致されて暗殺ロボットに改造されてしまう。だが、被害者の会の老人たち(竹中直人、生田悦子)と出会い、正義の心に目覚める。
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【感想】
スプラッターのコメディホラーを手がける井口昇監督を何となく敬遠していたのだけど、やはり僕にはあわなかった。おもちゃ箱のようにアイデアが詰まり、昔のSFやアクション映画(ロボコップ、007、少林寺など)やアニメ(ゲッターロボ、マジンガーZなど)のパロディーがたっぷりつまっているのだけど、よく整理されていなく、無駄なところにエネルギーを使いすぎていた。そこを魅力に感じる人もいるかもしれないが、それだったら深夜番組で十分。
下品で残虐なシーンで笑いをとろうとしているのだけど、国内で上映する制約とはいえ、どちらも自己規制してしまい、突き抜けていない。スポーツ紙で書かれた尻から刀がでるチャンバラなどそのさいたるもので、アイデアはあるものの、そこでぬるいチャンバラをやっても、時間の無駄にしか感じない。単にこうすれば笑えるでしょう、と制作側が観客に押しつけている感じ。でも、せっかくなら、エロにしろ、グロにしろもっと突き抜けたものが見たかったのだ。
ただ、アイデアが詰まっているので、個別のシーンでみれば、芸者姉妹のキャットファイとなど、面白いところもある。特に斉藤工の悪役は特筆すべきはまりようで、彼のような2枚目が父親役の志垣太郎ともどもノリノリで悪の幹部を演じているのは、この映画を一気に引き締めている。ラストの表情はファン必見?のもの。姉妹役の2人は初めて見たのだけど、演技はともかく、このオバカなノリにきちんとついていっているのは評価できる。
ところで、ヤフーの点が高いのは、こういうマニア映画が好きな人が採点しているからだろうけど、読売や共同通信の映画評でも点が高かった。だけど、僕はこの手の映画は好きな人向けで、決して一般受けはしないと思います。あまり、ネットやマスコミの評に左右されてはいけないと、つくづく思いました。好みは十人十色だから、当たり前だけどね。採点は5(渋谷シアターN)
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