作品情報 2023年ベルギー、オランダ映画 監督:フィーラ・バーテンス 出演:シャルロット・デ・ブライネ、ローザ・マルシャン、ナオミ・フェリサリウ 上映時間111分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:新宿武蔵野館 2025年劇場鑑賞269本
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【ストーリー】
ブリュッセルでカメラマンのアシスタントをしているエヴァ(シャルロット・デ・ブライネ)は心の傷から周囲とうまくつきあえず、両親(セバスティアン・デワーレ、ナオミ・フェリサリウ)とも疎遠になっている。故郷の小さな村で、幼馴染のティム(スペンサー・ボガード)から、若くして亡くなったティムの兄の追悼式の案内が来たため、10数年ぶりに故郷に戻る。
13歳だったエヴァ(ローザ・マルシャン)はDVを繰り返す父親と酒浸りの母親にネグレクトに近い扱いを受けていた。幼馴染のティム(アンソニー・ヴィット)、ローレンス(マタイス・メルテンス)と三銃士と呼ばれるくらい仲良かった。しかし、成長とともにティムとローレンスは性に関心を持つようになり、同年代の少女たちといかがわしいゲームを始める。ティムにあこがれていたエヴァは、それに参加するようになるのだが…
【感想】
ベルギーでの性教育がどうなってるかわかりませんが、13歳になってエヴァは性知識があまりにも乏しい感じ。小学生だってティムとローレンスのやっていることは大問題だとわかるでしょう。家庭が崩壊状態で情緒が不安定だったにしても、無防備すぎる。さらに被害と加害両面あるのに、被害者ムーブがありすぎ。
一方、他の女の子にしてもローティーンとはいえ無警戒すぎます。観ていて不快感しかありませんでした。ハイティーンだったら逆にこうした行動もわかるのだけど、下手すれば生理も始まってないのにいろいろひどい感じ。エヴァの普段からやっていることも首をひねりたくなることでしたが。
また、トラウマについても男性の僕は軽々にはいえないですけど、子供たちの悪意ある行動そのものだけでなく、うすうす気づいていた大人の事なかれ主義、隠蔽もエヴァを激しく傷つけたわけです。こんな大人たちはみているだけで腹が立ちました。でも、現実にこうした大人はいるのだろうから、僕はこんなふうになりたくないとつくづく思いました。
エバの現在のシーンと、子供のころのシーンが交互に映し出されます。予告編からある程度想像がついたけれど、やはり、彼女がものすごい傷ついたシーンは目をそむけたくなるほど。これがPG12というのがちょっと信じられない。エヴァ役の子役だけでなく、悪役というべき男の役の子役もケアしないとかわいそうだなと、そっちが心配になりました。
なお、女の子がひたすらひどい目に遭うアニメ「タコピーの原罪」にいまはまっています。そのなかで、とりわけひどいシーンのBGMにビバルディの「春」が流れて、そのセンスにうならされました。本作のBGMはいかにも暗い曲が多用されていたので、そのへんはちょっと物足りなかったかも。
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