2026年04月07日

鬼の花嫁

 ヒロインはじめ登場人物の行動に終始イライラしっぱなし。同じような伝奇恋愛映画「わたしの幸せな結婚」と比べたら月とすっぽんという感じでした。ネタバレ付きで批判的な感想を書きます。(最初にアップしたとき、永瀬と目黒を間違えていました。申し訳ありません)

 作品情報 2026年日本映画 監督:池田千尋 出演:永瀬廉、吉川愛、伊藤健太郎 上映時間122分 評価:★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ  2026年劇場鑑賞133本



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 【ストーリー】
 妖(あやかし)と人間が共存している世界。妖の花嫁に選ばれることは人間の女性にとって最も幸せなことだった。女子大生の東雲柚子(吉川愛)は妹の花梨(片岡凜)が妖狐の狐月瑶太(伊藤健太郎)の花嫁に選ばれたことから、両親(眞島秀和、陽月華)は花梨ばかりをかわいがり、柚子は奴隷扱いされていた。

 花梨に取られたアクセサリーを取り戻そうとして突き飛ばした柚子は、瑶太の妖力で大やけどしてしまう。失意のあまり自殺しようとした彼女を、妖の中でも最も力の強い鬼の統領、鬼龍院玲夜(永瀬廉)が助ける。その運命の出会いから柚子は鬼の花嫁になることが決まり…

 【感想】
 柚子がとにかくイライラさせっぱなし。家庭環境から超ネガティブな性格という設定をわりびいても、玲夜から求められているのに「私はだれからも求められていない」とすねたり、警備や周囲の苦労も無視して、幼稚園でのバイトを続けて周囲を危険にさらしたり。とにかく後ろ向きなのです。

 同じように、家庭でいじめられたヒロイン美世(今田美桜)が、一見冷酷な夫清霞と結婚したあとに、愛を育んでいく「わたしの幸せな結婚」では、過酷な運命にも負けずに精一杯生きる美世の姿と、そのひたむきな姿に清霞の心も溶けていく様子が美しかった。しかし、柚子はひたすら根暗でわがまま。見ていてうんざりします。

 しかも、運命という都合の良い言葉で、結局2人が愛し合っている姿がラノベの設定で付き合えとなってるから付き合っているような薄っぺらさしかみえないのですね。金持ちで権力者のイケメンと結婚できるだけで幸せみたいな発想も、昭和の少女漫画かと引いてしまいましたし。

 また、異能という超能力者が住み、大正時代のような時代設定の「わたしの幸せな結婚」では、社会そのものの危機に清霞や美世がどう立ち向かうかという壮大なスケールでした。しかし、本作は結構、柚子をいじめた瑶太に切れた玲夜と喧嘩するだけ。それも、互いに殴り合うというなんとも原始的な方法です。しかも柚子を守ろうとして妖力を使い果たした玲夜のピンチを、妖狐のボス撫子(尾野真千子)が止めに入るだけ。いや。玲夜が主人公だったら彼をもっと活躍させないと意味がないだろうと突っ込んでしまいました。結局、彼は偉そうなアピールをしているけど、実際に偉い行動は何一つしていないのですよね。世の中の大ピンチに自ら乗り込んでいった清霞と大違いでなんとももったいなかったです。
posted by 映画好きパパ at 06:06 | Comment(0) | 2026年に観た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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