作品情報 2025年カナダ映画 監督:オズグッド・パーキンス 出演:タチアナ・マズラニー、ロッシフ・サザーランド、バーケット・タートン 上映時間99分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみなとみらい 2026年劇場鑑賞217本
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【ストーリー】
売れない画家のリズ(タチアナ・マズラニー)は恋人の医師、マルコム(ロッシフ・サザーランド)に誘われ、週末、山奥の別荘に泊まりに行く。2人で甘い夜をすごすはずが、突然、嫌味なマルコムの従兄弟、ダレン(バーケット・タートン)と彼の恋人で東欧出身のモデル、ミンカ(イーデン・ワイス)に邪魔される。
マルコムは管理人がおいていった甘いチョコレートケーキをリズに勧めるが、ミンカはそれをまずいという。やがて2人は自分の山荘に帰っていくが、疲れたリズが横になると、次々と不気味な現象が起き始める。翌朝、急患で呼び出されたマルコムは町へ行き、リズは一人で山荘に残ることになるが…
【感想】
映画の冒頭、この200年ぐらいの間の人種の異なる様々な女性が笑顔で登場した後、血まみれで叫ぶというカットが、テンポよくはいっていって、これは何だろうと身構えてしまいます。そして、ようやく本編が始まるのですけれど、冒頭の奇妙な映像が頭にこびりついているため、ちょっとした物音にもびくっと反応してしまいます。
やがて怪現象がリズを襲い始めますが、非常に回りくどくい感じで、怖さはあまり感じません。山荘にまつわる呪われた歴史もだんだん明らかになったきますが、僕のような鈍い人でも途中からこうではないかと思うとおりになるので、なぞ解きの驚きもありません。さらに、後半、クリーチャーがでてくるけれど、造形も怖いというよりもキモかわいい感じです。
全体的なゴシックホラーめいた陰鬱な雰囲気は悪くなく、やがて男性の暴力性、そしてイケメンに騙される女性の悲しさみたいなものが背景にあることがわかり、さもありなんという感じで見入ってしまいます。すごい面白いというほどではないのですけど、そうだよな、うんうん、と怪現象を見てしまう感じでしょうか。
オズグッド・パーキンスは「ロングレッグス」「THE MONKEY/ザ・モンキー」という話題のホラーを制作会社NEONと協力して作っており、その第3弾。タチアナ・マズラニーは「THE MONKEY」に続いてパーキンス作品に登場です。また、脚本のニック・レパードは先日観たユニークなサメ映画「デンジャラス・アニマルズ 絶望海域」で話題を呼んだ、ともに新世代のホラーの作り手。それだけにオーソドックスだけど、見ごたえのある作品になっていました。なおパーキンス監督はアンソニー・パーキンスの息子、ロッシフ・サザーランドはドナルド・サザーランドの息子であり、2世同士のコラボと考えると、血の系譜というテーマから考えて何となくおかしかった。
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